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花盛り

6 April 2014

 右を向いても左を向いても、 上を見ても左を見ても花だらけ。命あるすべてのものが光り輝く春の到来です。


 ひと枝に紅白と桃色を、一輪の中にも紅白と桃色を器用に咲き分ける源平桃(げんぺいもも)。勿論、源氏と平家の紅白の旗印になぞらえての命名です。


 何故かすみよしの森の道端で咲いている三椏(みつまた)。和紙の原料となるコウ、ミツマタの三椏です。この写真では判り辛いですが、枝先がものの見事に三つ又になりその先に花を付けます。


 残念ながらと云うべきか恥ずかしながらと云うべきか、花の時期以外にはまったく目に入らない、一体全体どんな葉でどんな樹形なのかまったく記憶がない花海棠(はなかいどう)、バラ科リンゴ属。秋になると親指の先ほどの小さなリンゴに似た実をつけていたかすかな記憶。


 染井吉野の華やかさも悪くはありませんが、里山の風情に似合うのは山桜。豪華さはない代わりに控えめで穏やかな中に芯の強さを秘めた山桜こそ日本を代表する花ではないかと思うのです。


blog:郷秋<Gauche>の独り言(毎日更新中!)
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