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何の卵でしょう?

2018-07-11 19:00:14 | 自然
特別展「家の中のきらわれ生物」準備中です。

開展まであと10日!

生きたきらわれ生物展示で登場する予定の巨大○○が卵を産みました。
しかし、たった3個だけ(通常は30個ぐらいうむ)。

おかしいなと思いながら、お母さんにエサのミルワームをあげると・・・




興奮してしまったのか、ミルワームに咬みついた後、卵を食べ始めました。
慌てて救出し、生き残った1個がこれ。

さて、何の卵でしょう?

この写真で分かったら、そうとうの生き物飼育マニア、もしくは害虫マニアです。







あの、ニョロです。







ごそごそーと動いて、咬んだらやばいやつです。







そう、ムカデ。

このお母さんは体長20㎝を超す、超特大トビズムカデで、もう飼育し始めて丸2年になります。
愛着はさほど湧いていませんが、あまりの大きさに感動すら覚えるというアンバランスな感情。

お母さんは去年も一昨年も産卵して、たくさんの子供たちがうまれています。

一昨年は全滅させてしまいましたが、昨年の夏生まれた子たちは冬越しさせ、約30頭が元気に成長しています。

トビズムカデは意外とデリケートで、産卵しても、ふ化する前に卵を食べてしまうことがよくあるようです。
この子たちのようにすくすくと成長することは飼育下では比較的まれと、あるムカデ多頭飼育経験者が言ってました。

つまり、一度にムカデの同じサイズの幼体を手に入れることは滅多にないということ。
なにか、生態を研究する実験に使えないか、考え中です。

子供たちが昆虫ゼリーをちゅうちゅうしているところ。
大してかわいくはないですね。



特別展期間中はお母さんも子供たちも展示しますので、その迫力ある姿をぜひ堪能ください!

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