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ゴ〇ブ〇軍団乾燥中、この展示を誰が求めているのか?

2018-07-12 17:32:41 | 展示・イベント
特別展「家の中のきらわれ生物」準備中です。

開展まであと9日!


写真の通り、特別展準備のあいだは事務室の机の上が標本や展示物だらけになります。

そして、写真中央にはクロ○キ○リの乾燥標本。
全部で15頭。

この3倍ぐらいは乾燥標本にして、箱一杯に並べて、なぜGたちが気持ち悪いのか?を考える展示にしてみようと。

想像しただけで気分が悪い、そこまでのことを誰が求めているのか、自問自答中です。

並べてみてやっぱりやり過ぎかなーと思ったらやめます。

ゴキブリ(もうゆうてしまってる)を気持ち悪いと感じるのは先天的なものでしょうか?
それとも成長していく中で親や周りから刷り込まれる後天的なものでしょうか?

残念ながらそれを科学的に調べた資料は今のところ見つけれていませんが(いかにも誰か調べてそう)、私には確信があります。


後天的なものだ。


私は昆虫が好きで、ほぼどんな虫でも手掴みできますが(死体やうんこにくるような不潔な昆虫は除く)、クロゴキブリだけは絶対に素手で触れません。

また、姿のよく似たワモンゴキブリやヤマトゴキブリ(愛媛にはいない)も同様にダメ。

でも、クロゴキブリとは見た目が離れた(と私が感じる)モリチャバネゴキブリやオオゴキブリ、マダラゴキブリ(南西諸島など)は全然大丈夫。

子供の頃、松山の実家ではクロゴキブリが食べ物がある台所を走り回り、無防備な裸になる風呂場にまで出てきました。

一定サイズ以上の生き物に生活を侵されるこの感じ、、、すごく不快で何度経験しても慣れるものではなかったです。

ハエのように小さいものは、多分、認知しにくいのでそれほど気にならなかったのでしょう。

また、世の中にはゴキブリを憎むものとすることを推し進める情報があふれています。

このような刷り込みにより、ゴキブリに対する不快感が後天的に深められ、今日に至っていると感じています。という実感です。

もし、カブトムシが台所に出てきて、風呂場を這ってたりしたら、このカッコいい虫を憎むことになっていたのかも。

よし、展示のためにも「なぜ人はクロゴキブリを不快と感じるか?」を調べた事例を探してみます。

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