大倉草紙

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【東京】 権鎮圭 -韓国近代彫刻の先覚者- (東京国立近代美術館) 

2009年11月12日 23時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
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今日11月12日は、天皇陛下御即位20年を記念して、国立の博物館や美術館などの入館料が無料であったり、割引料金であったり。
それで朝から張り切って出かけたのだが、欲張りすぎて、くたくた。

権鎮圭という彫刻家については、数日前に東京国立近代美術館のHPを見て初めて知った。
舟越桂の木彫半身像をテラコッタでつくったみたいな作品だなあ、というのが第一印象。
「圭」と「桂」が似ているから、余計にそういうふうに感じたのかも知れない。


『志媛』(1967年)

でも、実際に目にしてみると、全く違っていた。
人物は中性的ではなく、その性も生も、主張している。


『馬』(1969-70)

作家の年譜には、1973年に高麗大学校博物館に展示している自分の作品を見たあと「人生は空、破滅」ということばを遺してアトリエで自ら命を断った、とある。
作品を観ている間じゅう、その最期が頭を離れなかった。
だからだろうか、とても疲れた。
強すぎて、受けとめきれない、そんな感じがした。

実際、今日はとても疲れていたのだけれど。


今日の歩数:17,075歩