大倉草紙

旅の記録 食の記録 日々の記録

【東京】 THEハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち (国立新美術館)

2009年12月04日 21時00分00秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
11月12日(木)
当日の行程:(東京メトロ・上野駅) → 【皇室の名宝 ― 日本美の華 2期 正倉院宝物と書・絵巻の名品(東京国立博物館)】 → (東京メトロ・上野駅~三越前駅) → 【夢と追憶の江戸 ― 高橋誠一郎浮世絵コレクション名品展 ― (三井記念美術館)】 → (東京メトロ・日本橋駅~竹橋駅) → 【河口達夫展 言葉・時間・生命】 【権鎮圭 -韓国近代彫刻の先覚者-】 【平成21年度第2回所蔵作品展「近代日本の美術」】(東京国立近代美術館) → (東京メトロ・竹橋駅~後楽園駅) → 【奇想の絵師・歌川国芳展〈文化末習作期から天保中期 Ⅰ〉(礫川浮世絵美術館)】 → (東京メトロ・後楽園駅~乃木坂駅) → 【THEハプスブルク 華麗なる王家と美の巨匠たち】 【第41回 日展】(国立新美術館)


チラシの右側に、こう書いてある。
「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、わが家の宮廷画家でした。」
もう、贅沢極まりない展覧会だ。


アンドレアス・メラー『11歳の女帝マリア・テレジア』
凛とした佇まい。
絵画だと分かっていても、見詰められて、固まってしまう。
スゴイ11歳ですなあ。
美しい。

美しいといったらこちらも。

フランツ・クサファー・ヴィンダーハルター『オーストリア皇妃エリザベート』

そして、こちらも。

グイド・カニャッチ『クレオパトラの自害』
クレオパトラの透けるように白い肌。
そしてその右腕には、毒蛇。
蛇はだいきらいだ。
「蛇の目傘」や「蛇の目ミシン」という文字が目に入っても一瞬ドキッとするほど。
でも、この絵には見入ってしまった。


エル・グレコ(本名ドミニコス・テオトコプロス)『受胎告知』
大原美術館で観た『受胎告知』と比べると、ぼんやりした感じ。


ルーカス・クラナッハ(父)『洗礼者聖ヨハネの首を持つサロメ』
一番印象に残っているのがこちら。
してやったりって感じのサロメがいい。
それにしても、実になまなましいですな。