思い立ったが吉日

備忘録というか雑感というか・・・

術後

2002年02月25日 23時18分37秒 | 妊娠・出産
手術室から病室に戻る通路で実家の両親と義父母、
そしてじゅんぺーも勤務先から到着して待っていてくれた。

「ちゃんと泣いてたよ。産声あげてたから」

とだけ告げたら、また泣けてきた。

立会い出産のつもりが、結局わたししか産声は聞けなかったのだから
それだけは伝えたかった。

病室に戻ると執刀医がたっくんの写真を持ってきてくれた。

「NICUで保育器に入っているけど元気だから。
 明日にはベッドから起きあがれるから会いにいけるよ。
 今日はゆっくり休んで。
 赤ちゃんの心音が下がったのは、
 通常胎盤の真ん中に繋がってる臍の緒が端っこに繋がっていたから、
 破水で羊水が減って酸素や血液が流れにくくなったせいかもしれない。」

写真には口から管が入っていたり、
胸にモニターがついていたり(なぜかキティーちゃん柄)するけど、
顔色は良いし、ふっくらしているたっくんが写っていた。

わたしの弟のアルバムにあった生まれたばかりの時の写真を思い出した。

わたしと弟はよく似ているといわれるから、
たっくんもわたし似なのかもしれない。

間違いなくわたしのこどもなのだ。

両親と義父母はまた明日以降にくるということで早々帰っていった。

じゅんぺーは個室ということもあるし、
術後を気遣ってか看護婦さんも了解のもと、
面会時間終了のしばらく後まで病室に居てくれた。

小児科医からの簡単な説明があったりでNICUへ呼ばれたりもしていたけど。

わたしは麻酔が効きやすいのかもしれない。

下半身麻酔というのに、両手は使えるけど胸から下はほとんど感覚がない。

おかげで切った傷の痛みも感じずに済んだ。

でも、麻酔の効きが深すぎるということで、
念のために一晩酸素マスクと指先に酸素飽和度のモニターを付けて
様子を見ることになった。

その夜、麻酔のせいか身体はだるいのに眠りは浅いみたいで、
夜中に何度も目を覚ました。

でもふと枕元を見ればさっきの写真。

明日会いに行くから頑張れって思いながら、一晩過ごした。


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