思い立ったが吉日

備忘録というか雑感というか・・・

NICU面会

2002年02月26日 16時21分48秒 | 妊娠・出産
翌日、じゅんぺーは運良く定休日だったので
朝から病院の手続きに走り回っていた。

わたしの入院も早朝の時間外だったから、手続きが何ひとつ終わってなかった。

たっくんのカルテや診察券もできあがった。

出生届はまだだけど、名前が決めてあって良かったかも。

午後には導尿のカテーテルを外してベッドから立ち上がる。

じっとしてるぶんには傷の痛みも感じないけど、
立ったり座ったりという体勢を変えるのは冷や汗が出るくらい辛い。

痛みは限度を越えると吐き気に変わるらしい。

腹筋に力が入らない。

それでも何とか時間をかけて立ちあがる。

トイレも頑張って自力で行くように指示された。

立上がるところまではできたけど、
点滴も繋がっていたし歩くのは無理なので、
じゅんぺーが車椅子を押してたっくんに面会しに行くことになった。

面会着を羽織ってNICUへ先生を訪ねるとたっくんのところへ案内してくれた。

保育器の中でおむつひとつでうつ伏せに寝かされてる。

41センチメートル。
1882グラム。

両手に乗せてしまえるくらい小さくて、
身体の半分がおむつみたいな状態だけど、
自力で呼吸して肩や背中がゆるやかに上下してる。

時折、手足がぴくっと動いたりして、
これが胎動だったんだなってつい昨日までのことなのになんだか懐かしく思えた。

先生からいくつか説明があった。

まだミルクが飲めないので点滴が繋がっているけど、
明日には哺乳瓶で飲めるようにトライすること。

保育器の中は空気中より少し酸素濃度が濃くしてあるけれど、
自発呼吸をしているので、酸素吸入(気管挿管)は必要無いこと。

いまのところ、これといった問題は無いらしい。

4週間くらいの入院予定で2200~2300グラムになれば退院できるという話だった。

点滴の刺さってない(傷の無い)手なら
保育器の窓を開けて触ってもいいといわれ、恐る恐る触れてみた。

小さくて弱々しいけど、ちゃんと呼吸して温かな体温も分かる。

生きられないかもしれないといわれた生命が確かにここにある。

ホッとしてまた泣いた。

生まれてきてくれてありがとう。

よくがんばったねって、
手のひらにすっぽり収まってしまうようなたっくんにずっと触れていた。


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