思い立ったが吉日

備忘録というか雑感というか・・・

面会

2002年02月26日 21時35分30秒 | NICU
夕方、仕事がお休みのじゅんぺーと一緒にNICUへ面会。

たっくんは保育器の中でうつ伏せに寝ていました。

足には点滴。

口にチューブ。

心拍のモニターも胸に貼りついています。

主治医の先生から説明があり、
保育器の中は温度、湿度、酸素濃度が外気より高めに設定されているけれど、
自発呼吸ができているので人口呼吸器は必要無いということでした。

明日からは哺乳瓶でミルクを開始して、おおよそ1ヶ月くらいの入院になるようです。

生きて生まれてくるかどうかもわからないと言われたたっくん。

頑張っておうちに帰ろうね。

日齢1日 体重:1,836g

NICU面会

2002年02月26日 16時21分48秒 | 妊娠・出産
翌日、じゅんぺーは運良く定休日だったので
朝から病院の手続きに走り回っていた。

わたしの入院も早朝の時間外だったから、手続きが何ひとつ終わってなかった。

たっくんのカルテや診察券もできあがった。

出生届はまだだけど、名前が決めてあって良かったかも。

午後には導尿のカテーテルを外してベッドから立ち上がる。

じっとしてるぶんには傷の痛みも感じないけど、
立ったり座ったりという体勢を変えるのは冷や汗が出るくらい辛い。

痛みは限度を越えると吐き気に変わるらしい。

腹筋に力が入らない。

それでも何とか時間をかけて立ちあがる。

トイレも頑張って自力で行くように指示された。

立上がるところまではできたけど、
点滴も繋がっていたし歩くのは無理なので、
じゅんぺーが車椅子を押してたっくんに面会しに行くことになった。

面会着を羽織ってNICUへ先生を訪ねるとたっくんのところへ案内してくれた。

保育器の中でおむつひとつでうつ伏せに寝かされてる。

41センチメートル。
1882グラム。

両手に乗せてしまえるくらい小さくて、
身体の半分がおむつみたいな状態だけど、
自力で呼吸して肩や背中がゆるやかに上下してる。

時折、手足がぴくっと動いたりして、
これが胎動だったんだなってつい昨日までのことなのになんだか懐かしく思えた。

先生からいくつか説明があった。

まだミルクが飲めないので点滴が繋がっているけど、
明日には哺乳瓶で飲めるようにトライすること。

保育器の中は空気中より少し酸素濃度が濃くしてあるけれど、
自発呼吸をしているので、酸素吸入(気管挿管)は必要無いこと。

いまのところ、これといった問題は無いらしい。

4週間くらいの入院予定で2200~2300グラムになれば退院できるという話だった。

点滴の刺さってない(傷の無い)手なら
保育器の窓を開けて触ってもいいといわれ、恐る恐る触れてみた。

小さくて弱々しいけど、ちゃんと呼吸して温かな体温も分かる。

生きられないかもしれないといわれた生命が確かにここにある。

ホッとしてまた泣いた。

生まれてきてくれてありがとう。

よくがんばったねって、
手のひらにすっぽり収まってしまうようなたっくんにずっと触れていた。