「Nyahbinghi」
「Bob Marley」
「Roots Rock Reggae」
「Rasta」
表紙にこれらの言葉を見つけると、買わずにはいられない言葉の数々です。しかし中身の優劣に関わらず、これら以上に私をひきつけてやまない言葉があります。いや、ひきつけるというよりは間違いなく購入までいたってしまう言葉…
それが、パトワ語(Patois)です。今回もタ○ーレコードでこんな本を見つけて即購入してしまいました。
レゲエやジャマイカに興味がない人にとっては耳慣れない言葉かもしれませんが、レゲエ好きにとっては避けて通れない言語なのです。例えばBob Marleyの代表作(Peter Tosh作という話もあるが)の「Get up,Stand up」の(ライブの中の)歌詞に「isms an skisms」というのがでてくるのですが、これなんかもパトワ語で「悪巧み」という意味だそうです。自分はレゲエに興味を持って以来、パトワという言葉を見つけるとどうしても手にとってしまうくせが抜けず、今までにもこんな本を買ったりしていました…。
初めて買ったパトワ語本。カセット付の教則本でした。
カセットは気分だけでも…と、ずっと車の中で聞いていた記憶があります。
一番長いことお世話になっているのがこれ。
ラスタマンが「understad」を「overstand」と言っているのを知ったのもこれで。
underは後ろ向きな言葉らしいです。ラスタマンも言霊を信じているんですね。
嫁が「こんなの出てたよ」と買ってきてくれたもの。
見ての通りCD付。これも車の中でよく聞いていました。
ちょっとちがいますが、レゲエの歌詞本。
このシリーズの第2段が出ていますが、まだ未購入です…
これは中の絵も楽しめるつくりです。
でも、向こうでこんなの出して質問している余裕はないでしょう!
ジャマイカで買ってきました。
百科事典みたいな分厚いのもありましたが、
もって帰ってくるのが重たくて…。
かといってパトワ語を理解しているかどうかは別物で、わかるようになりたいと何年も思ってはいますが、その思いが弱いせいでなかなか理解するところまで行かないのが悩みだったりしています。
ここでちょびっとだけパトワ語について書かせてもらうと…
【パトワ語】
ジャマイカの日常語として使われている言葉。アフリカの色々な言葉、スペイン語、ポルトガル語、英語、フランス語、その他様々な言語が交じり合ってできた言葉であり、もともとは様々な言語をもつアフリカ各地から連れてこられた現在のジャマイカ人のルーツの人々が“コミュニケーションをとるために必要だったために生まれた”という説が有力らしい。ジャマイカでは現在も昔も公用語は英語であり、学校教育も100%英語が採用され(読み書きも英語が教えられている)、公の場所で使われる言葉もすべて英語である。そのため英語からパトワ語への影響も大きく、例えば肌の黒い男性に対するあだ名=ブラッカ(blacka)を見てもそれはあきらかである。
このパトワ語はコミュニケーション・ツールとしての成り立ちのほか、外部の人間にはわからないコミュニケーションの方法としても使われてきており、ジャマイカの文化のひとつと考えることもできる。
といった感じです。うちの娘くらいの年齢の子どもでも英語が通じますから旅行中は英語がしゃべれると意思疎通に困ることはほとんどありません。(しかしこっちと話をするときは英語でしゃべっている人でも、顔を横に向けて地元民同士でしゃべる時は思いっきりパトワになるため、「なに内緒話してるんだよ!」と思うこともあるので、そんな時は日本語でしゃべり倒してやりましょう。)パトワ語を意識して以来英語との類似点を多く感じていた私ですが、数年前に「へ~~!!」と思う新事実を知ることになったのでした。その話はまたの機会にお話します。
今回はこの辺で。
ONE LOVE
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