まるちゃんが所長に就任してからずっと右腕として頑張ってきた責任者が、突然謀反を起こし、まるちゃんを追放して、その座に就こうとしたそうです。
事前に相談も、打診もなく、会議の席で、突然くってかかってきたそうです。
まるちゃんにしてみれば、飼い犬に噛まれた感じで、ショックだったみたいです。
まるちゃんが所長に就任し、まず取り掛かったのは、事業の効率化と、無駄な人件費の削減なんです。
身内や知り合いというだけで雇って、実質働いていない人が財政を圧迫しているので、辞めてもらうか、いるなら働いてもらう方針を打ち出し、その結果15人くらいは去って行ったそうです。
そのやり方に不満を抱く古株が、右腕を巻き込んで、謀反に火をつけたらしい。
では、何故右腕が謀反を起こしたか、それは嫉妬なんだろうと思います。
まるちゃんは人望もあり、利用者や、同業他社の方々にも受けがよく、もちろん人脈もネットワークもあり、事業所の対外対策は飛躍的に改善することができました。
経理や法律にも明るく、事業所の管理は勿論、諸官庁への提出書類なども的確な指示を出せる実力を有しています。
一方、右腕は、介護の責任者としての業務はこなせるけど、結局それだけで、それ以上のことはできません。
もともと、そうゆう社会経験もなく、そんな実力も人望もないんです。
業界の新年会などで、右腕といっしょに出席すると、まるちゃんには次から次と挨拶する人が来るけど、もちろん右腕には来ません。
言ってしまえば、それが現実で、そうゆう立場なんですが、そうゆうことが羨ましく、嫉妬してしまったみたいなんです。
身の程知らずな謀反を起こしてしまった右腕はどうするんだろう。