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詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ 13-17

2024年08月24日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ
 
 

13
どうやってここまで来たか
忘れてしまったように
にんげん社会の庇(ひさし)の下で自然に立ち働いている



14
大切な何かは 微妙で
なかなか手の届かない
世界と世界の微かなすき間にありそうで



15
生活の自然の避けられない重力下でも
大人でも感じ考え気づいている
そうして時にふと心深くに沈み込んでゆく



16
たぶん何十万年も見えないバトンを渡し続けてきた
人はふと手を休め
感じ考えてきたのだろう



17
いずれにしても(この「いずれにしても」を含めて)
にんげんの問いと答は
言葉によって 人間界に引き寄せられて 成される外ない



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