詩『言葉の街から』 対話シリーズ
6605
ゆっくりと息を吐いていくと
いつもと違った路地に出る
(あ 今身を解(ほど)いたな)と気づく
6606
この世界内を生きていたら
やさしそうな学校の先生たちと対面し
無数の硝煙を潜(くぐ)って来た
6607
ものごとを考え行動するとき
知らず知らず
まぼろしのクモの糸が心身にくい込んでいる
6608
時代を超え遠くまで飛翔したつもりの
にぎやかな幻想も
イカロスの翼にすぎなかった
6605
ゆっくりと息を吐いていくと
いつもと違った路地に出る
(あ 今身を解(ほど)いたな)と気づく
6606
この世界内を生きていたら
やさしそうな学校の先生たちと対面し
無数の硝煙を潜(くぐ)って来た
6607
ものごとを考え行動するとき
知らず知らず
まぼろしのクモの糸が心身にくい込んでいる
6608
時代を超え遠くまで飛翔したつもりの
にぎやかな幻想も
イカロスの翼にすぎなかった