詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ
18
たぶん太古でも感じ考え気づいていた
問いに被(かぶ)さる靄(もや)の中 自然と
万葉調の真っ直ぐな言葉の道に進んだか
19
巨きな世界の重圧下に言葉は言葉の小屋に降り積もった
ままならぬ実感から
自然に汲み上げられまた世界へ走り出す
20
日頃の実感の道から言葉の道へ
言葉の小屋を出て舞台に上ると
大自然に溶けた神がありありと世界が輝いて見える
21
舞台の問いと答には避けられない乗り物があり
神と人との間を
言葉の舟が何度も行き来した そして言葉の小屋に眠る
18
たぶん太古でも感じ考え気づいていた
問いに被(かぶ)さる靄(もや)の中 自然と
万葉調の真っ直ぐな言葉の道に進んだか
19
巨きな世界の重圧下に言葉は言葉の小屋に降り積もった
ままならぬ実感から
自然に汲み上げられまた世界へ走り出す
20
日頃の実感の道から言葉の道へ
言葉の小屋を出て舞台に上ると
大自然に溶けた神がありありと世界が輝いて見える
21
舞台の問いと答には避けられない乗り物があり
神と人との間を
言葉の舟が何度も行き来した そして言葉の小屋に眠る