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詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ 18-21

2024年08月25日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ



18
たぶん太古でも感じ考え気づいていた
問いに被(かぶ)さる靄(もや)の中 自然と
万葉調の真っ直ぐな言葉の道に進んだか



19
巨きな世界の重圧下に言葉は言葉の小屋に降り積もった
ままならぬ実感から
自然に汲み上げられまた世界へ走り出す



20
日頃の実感の道から言葉の道へ
言葉の小屋を出て舞台に上ると
大自然に溶けた神がありありと世界が輝いて見える



21
舞台の問いと答には避けられない乗り物があり
神と人との間を
言葉の舟が何度も行き来した そして言葉の小屋に眠る