詩『言葉の街から』 マイ世界論シリーズ
9
例えば法事の席で
お坊さんの法話を聞く
うなずき感心することはある
10
不意の 事故や大震災で
日々の光景が暗転する
白骨の御文が深く身に染む
11
それでも 心のくびすを返して
日々の小さな火のもとへ
帰って行く 帰って行くのである
12
いつかは死ぬとわかっていても
そんなことは忘れてしまったように
小さな火を点(とも)し続けている にんげんは
9
例えば法事の席で
お坊さんの法話を聞く
うなずき感心することはある
10
不意の 事故や大震災で
日々の光景が暗転する
白骨の御文が深く身に染む
11
それでも 心のくびすを返して
日々の小さな火のもとへ
帰って行く 帰って行くのである
12
いつかは死ぬとわかっていても
そんなことは忘れてしまったように
小さな火を点(とも)し続けている にんげんは
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