昨晩のご飯はお鍋でした
。秋の大気に響く雨音は、心を落ち着かせますね。
今年も、残す所あと3ヶ月。フルスロットルで行きまーす
!(最後までせわしない。)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/25/42d5db0823f4c0ca706a267fdc7b125f.jpg)
【ポリマー樹脂版による写真製版 紙:ハーネミューレ 複写にてデータ化】
さて、写真界はデジタル真っ盛り。そんな中、ゼラチンシルバーセッションという、
銀塩写真のイベントが開催されるというので、8×10での撮影・現像・プリントを
体験するWSに顔を出してきました。
フィルムの現状について、講師の三好耕三氏が仰るには、「一度工場のラインが
止まってしまったら、個人の力ではどうしようもない。」とのこと。
ただでさえ、シートフィルムの値上げに頭が痛い昨今。(好きで大判貧乏ですけれども。)
事態は思ったより深刻な段階に来ていたようでございます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_m.gif)
*・・・・・・*・・・・・・* ここから、ぶっちゃけ トークッ *・・・・・・*・・・・・・*・・・・*
『レコードがCDに変わったように、デジタル化は時代の必然。』、だそうですが。
世間で言うほど、デジタルカメラって便利ですぅ?(実は、撮影後が、便利なんです!)
フィルム時代から。AFは勿論、オート機能は一切使っていなかった私にとって、
デジタルカメラとの出会いは、不便のオンパレードだったような・・・。
AFは、ずれるし遅いし。APSの焦点距離のおかげで、狭い店内で立ち往生。
クロスに浮き出るモアレ。透過光での葉っぱのグリーンの擬色。低い視野率。
炎の実写でのシャッタータイムラグ。いやーほんと、辛かったなあ~。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
幸いにも、技術の開発速度が予想以上に早く。上述の問題は、ほぼ解決した様
に思います。(やや!このままでは、愚痴大王で終わってしまふ。話を建設的な方向へ戻さねば!)
・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*
今日のお題は、デジカメの悪口を言うことではなく
。効率化を優先して、多様な
選択肢を排除することは、写真表現の間口を狭めるのでは?というお話しです。
もちろん、デジタル画像は今後益々発展して行くでしょう。写真をグラフィックに
おけるただの素材でなく、絵画やイラストと互角以上のアート作品として高める
ためのツールとして、パソコンの存在も同時に拡大して行くと思われます。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pc2.gif)
ではなぜ、縦横無尽とも見えるデジデータにフィルムが対峙できるのでしょうか。
それは。沢山の方法論に支えられたプリント作業と、ラージフォーマットによる
精緻な描写力と粒状性が、生かせるからだと考えています。
私事で恐縮ですが、昨年のグループ展に出品した、写真製版を例に挙げますと。
今日の写真の解説です。機械製版に用いるポリマー樹脂版にポジフィルムを
モノクロ反転で露光。版を水現像で定着。再び露光して凝固させ、インクを調色
し版に密着、プレス機で刷り上げるという制作過程をへて完成したものです。
この作品の作業を模索していた時、版の作成において、デジタルカメラの画素数、
解像度をいかに上げて撮影しても、中判低感度フィルムからの展開による細部の
再現に、ついて行かないことに気が付きました。これは、フィルムの粒状性が、
描写に対して多くを負っていることを、発見する契機となりました。
さらに。先人の露光データーが皆無の状況で、私が頼りにしたのは、暗室作業に
おける露光時間に換算していく方法でした。実際は、そのまま当てはまる訳は
なく、失敗の連続でしたが。化学的なプロセスが、写真文化を支えてきた重みを、
否応なく感じざるを得ませんでした。
このような体験は、写真を使った表現の、まさに氷山の一角に過ぎません。
さらに多くの、魅力的な方法を見つけたいと思うのは、私だけではないはずです。
フィルム自体が無くなってしまい、生まれるはずだった幾人もの表現者をも、
同時に葬ってしまうことのない様、今後の写真界に強く望むものであります。![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
うーん。何か、”青年の主張”のような、結びになってしまいました・・・。
(その上、極めてマニアック。この話を理解された方は、脅威のオタクさんです
!)
さて、上記ゼラチンシルバーセッションの最後を飾る展覧会が明日(10/2)より、
開催されます。著名な写真家によるネガ交換プリントやトークショーなど、見所
一杯のイベントになる模様です。興味を持たれた方は、ぜひお運び下さい。
(銀塩写真文化を守りたいというイベントの趣旨に賛同し。会場で私もほんの少し、お手伝い致します。)
追記(10/3): トークセッションは事前登録制で有料。展示と別会場で行われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rice_eating.gif)
今年も、残す所あと3ヶ月。フルスロットルで行きまーす
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/car_pink.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/25/42d5db0823f4c0ca706a267fdc7b125f.jpg)
【ポリマー樹脂版による写真製版 紙:ハーネミューレ 複写にてデータ化】
さて、写真界はデジタル真っ盛り。そんな中、ゼラチンシルバーセッションという、
銀塩写真のイベントが開催されるというので、8×10での撮影・現像・プリントを
体験するWSに顔を出してきました。
フィルムの現状について、講師の三好耕三氏が仰るには、「一度工場のラインが
止まってしまったら、個人の力ではどうしようもない。」とのこと。
ただでさえ、シートフィルムの値上げに頭が痛い昨今。(好きで大判貧乏ですけれども。)
事態は思ったより深刻な段階に来ていたようでございます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face2_shock_m.gif)
*・・・・・・*・・・・・・* ここから、ぶっちゃけ トークッ *・・・・・・*・・・・・・*・・・・*
『レコードがCDに変わったように、デジタル化は時代の必然。』、だそうですが。
世間で言うほど、デジタルカメラって便利ですぅ?(実は、撮影後が、便利なんです!)
フィルム時代から。AFは勿論、オート機能は一切使っていなかった私にとって、
デジタルカメラとの出会いは、不便のオンパレードだったような・・・。
AFは、ずれるし遅いし。APSの焦点距離のおかげで、狭い店内で立ち往生。
クロスに浮き出るモアレ。透過光での葉っぱのグリーンの擬色。低い視野率。
炎の実写でのシャッタータイムラグ。いやーほんと、辛かったなあ~。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/face_setsunai.gif)
幸いにも、技術の開発速度が予想以上に早く。上述の問題は、ほぼ解決した様
に思います。(やや!このままでは、愚痴大王で終わってしまふ。話を建設的な方向へ戻さねば!)
・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*・・・・・・*
今日のお題は、デジカメの悪口を言うことではなく
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/namida.gif)
選択肢を排除することは、写真表現の間口を狭めるのでは?というお話しです。
もちろん、デジタル画像は今後益々発展して行くでしょう。写真をグラフィックに
おけるただの素材でなく、絵画やイラストと互角以上のアート作品として高める
ためのツールとして、パソコンの存在も同時に拡大して行くと思われます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pc2.gif)
ではなぜ、縦横無尽とも見えるデジデータにフィルムが対峙できるのでしょうか。
それは。沢山の方法論に支えられたプリント作業と、ラージフォーマットによる
精緻な描写力と粒状性が、生かせるからだと考えています。
私事で恐縮ですが、昨年のグループ展に出品した、写真製版を例に挙げますと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
モノクロ反転で露光。版を水現像で定着。再び露光して凝固させ、インクを調色
し版に密着、プレス機で刷り上げるという制作過程をへて完成したものです。
この作品の作業を模索していた時、版の作成において、デジタルカメラの画素数、
解像度をいかに上げて撮影しても、中判低感度フィルムからの展開による細部の
再現に、ついて行かないことに気が付きました。これは、フィルムの粒状性が、
描写に対して多くを負っていることを、発見する契機となりました。
さらに。先人の露光データーが皆無の状況で、私が頼りにしたのは、暗室作業に
おける露光時間に換算していく方法でした。実際は、そのまま当てはまる訳は
なく、失敗の連続でしたが。化学的なプロセスが、写真文化を支えてきた重みを、
否応なく感じざるを得ませんでした。
このような体験は、写真を使った表現の、まさに氷山の一角に過ぎません。
さらに多くの、魅力的な方法を見つけたいと思うのは、私だけではないはずです。
フィルム自体が無くなってしまい、生まれるはずだった幾人もの表現者をも、
同時に葬ってしまうことのない様、今後の写真界に強く望むものであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/dogeza.gif)
うーん。何か、”青年の主張”のような、結びになってしまいました・・・。
(その上、極めてマニアック。この話を理解された方は、脅威のオタクさんです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/goo.gif)
さて、上記ゼラチンシルバーセッションの最後を飾る展覧会が明日(10/2)より、
開催されます。著名な写真家によるネガ交換プリントやトークショーなど、見所
一杯のイベントになる模様です。興味を持たれた方は、ぜひお運び下さい。
(銀塩写真文化を守りたいというイベントの趣旨に賛同し。会場で私もほんの少し、お手伝い致します。)
追記(10/3): トークセッションは事前登録制で有料。展示と別会場で行われます。
ワークショップも渋谷の某専門学校でやっていましたね。私も参加しようか迷い、やめてしまいましたが、フィルムは良いですね。
先ほどのコメントの続きですが、
フィルムで写真を撮ろうと考えています。あと、プリントの勉強もしようと考えていたところなので、良い勉強になりそうです。
今、中判カメラを買おうか迷っている最中ですが、とるてんさんならどんな中判カメラが良いと思いますか??
名前が悪い事した見たいな書き方になってしまいましたが、固定したハンドルネームが無いもので、そんな風に書きこみしちゃいました。
ゼラチンシルバーセッションですが、トークセッションが
あるそうなので。お気に入りの写真家さんがいる時が
狙い目。
ちなみに、まだ、展示を見ていないので講評は後ほど。
中判は、こだわりのレンズがなければ、最初は中古や
レンタル、友人からかりるなど、使い勝手を確かめてから
購入するのがいいと思います。
レンズにこだわれば、ハッセル。ポートレートを中心にするなら
ペンタ645。スタジオやブツ撮りならRZプロ2(
プロ2では、デジタルバックが繋げるのが大きい。)
重さやシャッター音、関係ないかも知れないけど好きなデザイン
と言うのも重要なポイントかと。
フードやフィルターホルダー等、コマコマした物にお金がかかる
ので、中古屋さんとお友達になるといいですよ!
えーっと、それから。会場にいる日は、メールしまーす。
メール、送ってるのですが何故届かないのか・・・。
予約取れております、すみません、読んでいただけたら
削除して下さい!
あらたです。やっぱり、メール来ません。
どこに行ってしまったのか。。。ブラックホール?
もしかして、セキュリティソフトに引っかかっている可能性が。
わざわざ、ブログまでお知らせ頂きありがとうございました。
予約の件、了解です。来月うかがいます。
ご成功をお祈りしております。
(ファンなので、こんな下にしつこくコメント?
。。。って、人の事言えないので、
これくらいにしておきます(苦笑
相変わらず精力的に、お忙しそうで何よりです。
こちらは暇にまかせて壁のペンキ塗りとかしてますょ。
某サイトの月例展、拝見いたしましたよ。
素敵なハイキーでした。見事。しかもEPY(驚
S氏とはお会いした事はありませんが、
一度、月例展でお世話になり、
それから日々チェックしていておりました。
内容、情報、たっぷりのサイト、お人柄が出てて素敵ですよね。
季節の変わり目、というか、もう秋真っ盛り?早っ。
朝晩は冷え込みますね~お体ご自愛下さいね。
でわでわ。
お返事遅れまして、すみませんでしたー。
コメント、徹夜3日目に、拝見しました。
ありがとうございました。心の支えに致しましたとも。
おかげさまで、無事に終了。
眠すぎて、泣くどころじゃなかったでーす。
私も、mochaさんのファンですよぉ!!!
社交辞令を言えない私の性格、何となくお分かりですよね
いやはや。お休みしたあげく、お返事遅れて恐縮です。
その上、展示にも伺えず、無礼×3をご容赦下さい。
ネットの世界は狭いですねー。(笑)
写真を見て頂き、ありがとうございました。
新○氏には、コスモスへピクトランを見に行ったおり、お会いしました。
「だから、何のプロファイルをかけてるンですかぁ?」
などと、いつも通り無礼千万(詫)な質問にも気持ちよく
答えて下さり、じぇんとるマンでした。
EPYでライティングの基礎とフィルターワークを学んだので、
お礼の気持ちで、使いました。(2025年に、コダックは
フィルムの製造を中止するそうです。)
この広い階調。デジでも再現可能ですが、レンズを選ぶのと、
カスタマイズ設定が必要。手に入る内は、フィルム、
使っていきたいと思います。
所で、スヤマさん。
私も、透明感のあるスヤマさんの写真、好きですよ。
あの雰囲気は、ちょっと真似できません。
しつこいようですが。社交辞令を口にしない私の性格、
分かってますよね!!!
お互い、体に気をつけましょ。
生の瀧本幹也さんにお会い出来たのが密かな感動でした。
とるてん様もいらっしゃるかな~と
なんとなしにキョロキョロしておりました(笑い)