☆ 知新 温 (Arata On) ☆ のお菓子だぁ~い好き!

食空間カメラマン 知新 温 (あらた おん)の日々是修行←話題脱線中
◆ 最近、不定期更新になってます!(詫) ◆

個展詳報(2)

2008年04月28日 | カメラマンになるまで。

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世の中は、連休真っ最中。皆様、楽しんでますかぁ~?
かくいう私。個展期間中出来るだけ在廊するためにも、今が働き処です。
在廊予定、5月に発表!(詳細は、随時ブログにてお知らせします。)

現在、労働&作業中。マットカットの鬼だ、鬼になるンじゃぁー!(

DMをご希望の方がいらっしゃいましたら、私のHPより、メール
郵送先をお知らせ下さい。郵送させて頂きます。

   【知新 温(あらた おん) 個展】
  " Cross the Intersection "
--普段着のアメリカ
   *期間 : 2008年 5月19日(木) ~ 31日(水)
         10:00~19:00 (最終日は16:00まで)

                  ※25(日)は休館となります。
   *場所 : 渋谷 ギャラリー・ナダール
             東京都渋谷区渋谷3-5-5 HAKKAビル2F
                             03-5468-3618
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さて、先週に引き続き。私の個展について解説を少々。
2回目の今日は、『プロカメラマンて、どんな人? の巻』 をお送りします。

えー。話は、私が初めてカメラを手にした日まで、遡ります。(そんな、いきなり!)
かれこれ何年前になりますか?当時、写真教室に申し込んだばかりの私は、
突然、『外国人モデル撮影会』に、参加する(させられる)ことに。

会場について、おもむろに、一眼レフカメラ CONTAX RX を手渡される私。
何が何やらさっぱり?なのに、ISO感度100のポジフィルムが配られても!
フィルム触ったことないんですけど。。。(結局、先生に入れてもらいました。)

「カメラを壊したら、弁償できない・・・。」 緊迫感が盛り上がってきた所で、
操作の説明が始まりました。要約すると、

1.ダイヤルをM(マニュアルモード)にあわせて、そこから動かさない。
2.2種類の数字(絞りとシャッター速度)を、合わせる場所を覚えること。
3.画面がくっきり見える所で(ピント合わせ)、シャッターボタンを押すこと。

「んなもん、30分で理解できるわけがないっ!」と思う私を尻目に、舞台は
代々木公園へ。モデル撮影会スタートです!(その時、カメラを逆に構えていました。)

その日は、発達した低気圧が通過した直後で、上空、激しく雲が流れて。
天気雨が降ったかと思うと、日差しが照りつけたりの目まぐるしい気象条件。

講師の中谷吉隆先生(後に、著名なスポーツカメラマンであると知る。)は、
カメラも持たず。参加者に場面場面で、暗号のような数字を指示していました。
なすすべもなく、ホケーっとしばらく観察していると。どうやら先生の目には、
その場の空気が、数値となって映っているらしいっ!と、気がつきました。

後になって、それが『 露出 』だと分かる訳なのですが、この時のこの情景が、
強烈な印象を残して、いつまでも私の頭から離れませんでした。

プロカメラマンとは、自分の目で光を読み取り、1枚の写真の中に表現を
結実出来る人。
商業写真の道に入ろうと決めてから、このことを、技術を学ぶ
際の試金石としてきました。

今回、苦手分野を克服したいと思ったのも、全てを自らの判断に委ねて撮ろうと
思ったのも。理想のカメラマン像に近づきたかったと言うのが、理由の一つです。

余談ですが。後日、写真教室の卒業展に、この日の写真を出品するようにと
勧められ、「人に撮らせてもらった写真は、自分の作品ではありません。」と
お断りしたのは。あの日の中谷先生のように、いつか自分だけの写真を撮れる
ようになりたい!そう願ったからなのかもしれないと、今、思います。

さて来週はー、いよいよ米国編。スナップ撮影珍道中を、お話するつもりです。

 それでは、最後に、今日の写真を。
生まれて初めて撮影した写真です。モデル撮影を屋外でされた経験のある方
なら、分かりますよね。この日の露出決定が、どれほど難しいことだったか。
先生は露出計も使っておられませんでした。先人の技術にどれだけ近づける
のか、一つ一つを、あきらめずに積み上げていきたいと思っています。

       
 


             続く・・・。See you next week! 


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