栃木県芳賀郡(はがぐん)益子町上大羽に綱神社(つなじんじゃ)があります。
綱神社本殿の、現在の社殿は室町時代中期の明徳・大永年間から寛正年間(1393-1466)に建てられたと思われます。本殿は三間社流造りと呼ばれる構造で、屋根は茅葺きです。本殿は側面1間、正面3間、前面に3間の向拝を設けています。本殿内は円柱で、内部は16角柱が使われています。向拝は面取の角柱を用い、柱下に土台を廻しています。
縦の部材と横の部材を結ぶ斗拱は三斗組で両端は連三斗組、桁行の出組に皿斗を設け、大斗との高さを調整しています。懸魚、向拝中柱上部の手挾、木鼻など素朴で雄健の風を示し、意匠技法とも室町時代の特色をよく表しています。大正5年(1916)に国の重要文化財に指定されています。
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