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旅と歴史

全国各地の史跡を取り上げて紹介しています。

旧下ヨイチ運上家

2012年04月04日 | 旅 歴史
 北海道余市郡余市町入舟町にある旧下ヨイチ運上家です。
 江戸時代、松前藩によって設置された、和人とアイヌの人々との交易場所に建てられた建物のことを運上家といいます。旧下ヨイチ運上家は道内で唯一残った建築を解体、復元したものです。
 天明6年(1786)余市には上ヨイチ場所と下ヨイチ場所の二カ所運上家があったようです。寛政4年(1792)には東蝦夷45場所、西蝦夷43場所と増えています。
 旧下ヨイチ運上家は、場所請負人初代竹屋林長左衛門が嘉永6年(1853)に改築した建物です。現在ある建物は当時の古図面をもとに復元されたものです。国の重要文化財に指定されています。
 建物は切妻造平入りの正面約20間(40m) 、奥行き約9間(16m) 、建築面積約540㎡です。弁天社、板倉、雑板倉、煎海鼠板倉などの倉もあります。明治2年(1869)、開拓使が発足し場所請負制度は廃止になりました。

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