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インテリアコーディネーターのブログ。
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7月2日 2006ミラノサローネレポート その2

2006-07-02 | イベントレポート
トレンドデザイン

今年の特徴は、「フラット」。
フラットデザインは、近年人気が出てきていますが、今年はさらにそのフラットさが強調されているようです。

「この扉、どこから開けるのだろう?」と思うような、平面的な形状。
「取ってレス」のデザインが数多く発表されました。
この傾向は、キッチンや洗面化粧台、玄関収納、クローゼットなど、各社で新商品が発表されており、今後もその商品の展開が拡大していくのではないでしょうか。


クリナップ


TOTO


INAX


松下電工


松下電工

特に箱物デザインは、ローポジションでスクエアタイプのもの。
木質+単色の色使い(異素材の組み合わせ)が特徴です。


ウッドワン

また、角が丸いフォルムも多く見られます。




これまでは、ビビッドカラーをアクセントカラーに用いられてきましたが、今年は同系色の対比、主にカマイユ配色やフォ・カマイユ配色が中心となるようです。
トレンドカラーは、ベージュ・ブラウン・パープル・グリーン。これもビビッドな鮮烈なトーンではなく、比較的落ち着いたトーンです。

カマイユ配色とは、ちょっと見ただけでは見分けがつかないような、ほとんど同一色ともいえるようなきわめて近似した色を組み合わせた配色のことをいいます。
色相もトーンもきわめて近似した関係の配色で、ぼんやりした曖昧な感じの配色になります。


フォ・カマイユ配色とは、同一色相で構成されるカマイユ配色に対して、色相とトーンを少し変化させた配色のことをいいます。


アクセントとしては、花柄や幾何パターン。
ピンクやパープルといったフェミニンカラーの他、ゴールドがアクセント色としてのトレンド色となりそうです。
最近、話題の北欧のテキスタイルデザイン「マリメッコ」の花柄もその前触れなのかもしれません。
  

デザインテイストの傾向


スタイリシュモダン 25% ↓
白と黒の対比が特徴的な、モノトーンのスタイリッシュな空間・・・減少傾向

スタイリッシュ+ナチュラルウッド 32% ↑
無機質なデザインと木質の組み合わせ・・・今後上昇の兆し

クラシック×モダン 14% ↑
モダンな空間の中にクラシックデザインの融合。・・・上昇?

リラックストーン 10% →
丸みのあるフォルムとライトカラーのコーディネーション。・・・根強い人気

つづく


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