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インテリアコーディネーターのブログ。
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11月6日 インゴ・マウラー展へ行って来ました。

2006-11-06 | 美術館・展覧会
「光の魔術師」、「光の詩人」などの異名を持つという照明デザインの巨匠、インゴ・マウラーの作品が見られるというので、はるばるサントリー・ミュージアムに行ってきました。

つい先日、(そういえば、インゴ・マウラーが来るって言ってたなぁ~。)と思い出し、来週、試験が終われば、見に行こうかと、サントリー・ミュージアムのサイトを調べました。

すると、昨日5日が最終日だというのです。
現在、私的には禁欲週間なので、近くならまだしも自宅から約2時間もかかるその場所に行くことはあり得ないことなのですが、次、いつ見られるかわからないので、なんとかスケジュールを調整し、3日ならなんとかなるかなぁ。ということになりました。

ところが、3日は開館12周年ということで、「全館無料ご招待デー」でした。
そこで、「ラッキー」とは思わず、私は次のことに気付きました。

例えば、デートで海遊館にやってきたカップル。とりあえず無料ならこっちも見てみる?なんてことになる。
それから例えば、海遊館に遊びに来た親子連れ。入場料が無料なら、ついでに子どもにも見せておくのも悪くはないか。ということになる・・・。

つまり、人が増える。ということは作品が見辛くなる!!!

昼過ぎには、かなりの入場が予想できたので、私は開館時間の10時30分を逆算して、家を出ました。
予想通り、作品よりも外の景色に感動しているカップルや、普段よりもたくさんの子どもたちを見かけましたが、比較的、ゆったり見ることができました。

それから、無料で良かった。と思いました。

インゴ・マウラーといえば、三宅一生やジャン・ヌーベルなど、世界のデザイナーや建築家、クリエーターからも熱い注目を浴びているそうですが、凡人の私には、かえって感動が少なかったかも知れません。

でも、これには本当に驚きました。


これ、強化ガラスにLEDが組み込まれたベンチです。
これと同じ仕様で、大きなテーブルもありました。LEDがキラキラ輝くそのベンチはまるで星空のよう。しかも横から、裏から覗いてみても、配線がどんな風になっているのか全くわかりませんでした。

このあたりは、巨匠と言われるスゴさの象徴のように思います。

それから、個人的に好きだなぁ。と思ったのが次の作品たちです。


「カンパリライト」
これは、カンパリソーダがセードとして使われているのですが、離れて見るとそんなことに全く気付かない完成した照明なのです。でも近づくとハッキリとしたカンパリソーダ。この発想とこのデザイン。素敵だなぁ。と思いました。



それから、女心をくすぐるランプ。「バーディー」

電球から羽根が生えているランプ。とてもオシャレだし、見ていると自然と顔がほころぶというか、心が柔らかくなるというか・・・。これをスタンドタイプにした「ルーチェリーノ」という作品があるのですが、多分、そこに来ていて、彼に対する知識の乏しい方はみんな思ったのではないでしょうか。

「帰りに買って帰ろう♪」と。

私も、そんな一人です。


「ルーチェリーノ」
これ、一瞬白熱球に見えるのですが、実はオリジナルランプだそうで、シンプル(というより簡素)に見えて、タッチセンサー仕様。

電球が切れることは、ないの?
もしも、切れたら交換できるの?

と、いう庶民的な私の疑問はさておき、

お値段82,950えん。
とても、買える代物ではございませんでした・・・。

余談ですが、前回投稿したブログ、「成分分析表」をご紹介した回、昨年のインテリアコーディネーター資格試験解答速報に続く、歴代第3位のヒット数でした。
ヒット数の下がる土・日の投稿にも関わらず、このアクセス数は事実上の1位と言えると思います。
インテリアと関係の薄い回にアクセスが集中するのは、なんだか複雑です。


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