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インテリアコーディネーターのブログ。
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8月2日 スポットライトのある空間

2005-08-02 | イベントレポート
少し前の話になりますが、照明器具メーカー、ODELICさんの展示会で、こんな商品に出会いました。

ライティングレール用マルチコントロールシステム
   

この商品に出会ったとき、全ての問題が解決できたようで、とても嬉しくなりました。私は展示会へ参加して、新しい良い商品に出会う度に感動しています。逆に、新商品に対して興味が持てなかったり、感動ができなくなった時が来るとしたら、その時は、この仕事を辞める時だという風にも考えています。

さて、このライティングレール用マルチコントロールシステムですが、これは、私がライティングレールを利用したプランを提案する際に、立ち止まらなければならなかった点をクリアしてくれました。

ライティングレールとは、下図のようにスポットライトの配当レイアウトを自由に選択できるレールのことをいいます。様々なジョインタが揃っており、L形・T形などレールのレイアウトは自由です。スポットライトをレールに取り付ける作業も簡単なため、模様替えにも容易に対応してくれます。



私は、勾配天井の時の補助照明的な使い方として、リビングに配当する提案をすることが主流でした。
というのも、そのレール内に取り付けた全ての照明器具が同じ回路にある為、スイッチ操作で同時点灯・消灯してしまうのです。
 しかし、このマルチライトコントロールシステムを利用すると、リモコンを利用して最大で9つのスポットライトを別々に操作することが可能で、入・切だけでなく調光もできるので大変便利です。

点灯・消灯が壁スイッチの操作となり、シーリングライトのようなプルコードもないので、不向きだと考えていた寝室への設置も十分対応できると思います。

時には、タスク照明(=作業時に必要な手元の照度を確保する照明)であったり、アンビエント照明(=空間を均一の明るさで照らすのではなく、環境を演出する照明)であったり・・・、その時々に応じてどちらにも対応できるのがこの照明システムの強みではないでしょうか。