最終回まで視聴した後で見直す 第3話「どうなった? こないだの話」 Bパートです。
Aパートはこちらです。

Bパート冒頭から、8歳の頃のお祭りの想い出からスタートです。
比呂美の重要なキーワード「置いてかないで…」。もう8歳の頃から泣かせてるのか、眞一郎は(苦笑)
下駄が片方無くなっても、走ってきた比呂美。
ここの作画、妥協していないです。true tearsは、乃絵が雪をかき分けて手を切ってしまうシーンとかも、妥協しない作画でした。
さて、困りました。探しに行くには、灯りの無いところ。
どうしたものかと、比呂美を見れば、泣いている比呂美のうなじが……

8歳で、このうなじはヤバイだろう
ええ、ええ、言い尽くされていると思いますが、敢えて言おう!エロスであると!©銀河万丈

意を決して、探しに行こうとする眞一郎を、はっしと掴む比呂美。
比呂美にとっては、下駄を探しに行かれるよりも、一緒に居て欲しいわけですね。
それにしても、この時の眞一郎、8歳にしては、もの凄い発想な気がします。
自分の一緒に片方の下駄を脱いで歩く。普通、できないですよ、これ。私、大人になってもできません。
また、ここの作画ももの凄くて、ちゃんと片方、下駄を履いてない感じがしっかり出ているんですよね。
眞一郎も比呂美も。特に比呂美は、横から表情を捕らえているカットなのに、ちゃんと片方下駄がないのがわかるんですよ。
すごいですね。
昔、カウボーイ・ビバップのOPで、ジェットが走っているカット。ジェットが部分的なサイボーグであることが、走り方でわかるようになっていて、すげーっと思いましたが、それ以上ですよ。true tears、凄すぎです。
「全部封印したの……この家に暮らすって決まったとき…」
比呂美の回想シーンだったわけです。
比呂美にとっては、封印しなくてはならないほどの大切な想い出だったんですね。眞一郎を”好き”と意識した原点の想い出。
そして、この想い出は、暗くて一人で怖い所にいた自分を、明るいところへ連れて行ってくれたのは眞一郎という、比呂美にとってもっとも重要なモチーフの原点ですよね。
さて、なぜ比呂美は封印したかですが、眞ママの”兄妹疑惑”発言は、比呂美が家に来てからっぽいので、それ以前に、既に比呂美は封印を決めていたことになりますね。
ここもまた、true tearsの正解がきっと何種類もあるところだと思うのですが。
両親が亡くなってしまったことからか、経済的理由などもあるからか、仲上家に引き取られる形になっているので、書類的にどうかは不明ですが、いわゆる”養女”の形ですよね。
すると、血がつながっていなくても、眞一郎とは、眞ママに言われるより前に、書類上、または、世間的形式上、兄妹になってしまうことは、頭の良い比呂美さんには、簡単にわかることで、富山のような地方の世間的環境では、ましてやこの地域の名家であろう仲上家的にも、恋愛感情は厳禁となるのも、むべかるかなというところでしょうか……??

「置いてかないで……か……」
これは、”置いてかないで”というシチュエーションが再び生まれてしまったことを嘆いている感じがしますね。
そして、8歳の頃は「置いてかないで」と言えたのに、今は、枷のために言うことすらできない、比呂美の哀しみが現れている気がします。

対する眞一郎はといえば、比呂美の言葉を素直に受け入れてしまっています。素直なところはいいのですが………。
でも、眞一郎にとっても、お祭りの想い出は、大切な想い出だったようですね。
つまり、この二人、この想い出が、お互いに将来の人を決めたイベントだったのか……
眞一郎の絵本のモチーフに、降り積もった白い雪と、空から降ってくる赤い雪が出てきました。
これはそれぞれに比呂美と乃絵の暗喩だと思われるのですが、だとすれば、この段階で、眞一郎の心には比呂美と乃絵の二人が居るってことかな?絵本のモチーフは、私には解釈が難しいことが多いです(苦笑)

翌朝、眞一郎は寝坊助。比呂美はもう着替えてこれから学校へ。

「あっ…おはよう!」
比呂美の明るい声。
もう、比呂美さん、昨日の出来事が、もの凄く嬉しかったんでしょうね。
このテンション。眞一郎もちょっとビックリですが、でも、眞一郎も嬉しい。ちょっとだけ会話できた。
※この原画マンさんの描く比呂美。スカイガールズの瑛花さんを彷彿とさせると思っているのは、私だけ?

でも、このシーンが暗喩するように、まだ二人の間には、越えられないポテンシャル障壁があるのでした……

その後、眞ママが登場すると、もう少し寝ると言って二階に戻る眞一郎。
その時、眞ママ、何か思うところがあるような仕草でしたが、これは………?
例の出版社応募の件を話したかったのか?
でも、単純に、比呂美とは楽しそうに話していて、自分からは逃げてしまう眞一郎に、ちょっと不満というか嫉妬かな?
だとすれば、そのとばっちりを食うのは、やっぱり比呂美さんなわけで…。眞一郎、結果として罪深いかも。

さて、放課後の教室では掃除の時に、「あさみ」?が例の赤い実のことで眞一郎に苦情を。
赤い実は、教室から階段を通って、例の樹のところにまで。撒き餌のごとし。
乃絵は樹の上に。赤い実はいらないという眞一郎。それだけなら良かったのに、つい、「彼氏、いるんだろ?」あー、言っちゃいますか(苦笑)

「降りられないの」という乃絵を無視して帰ろうとする眞一郎。しかし、その背後で、「ドサッ」と音が。
乃絵は、飛び降りてました。しかし、眞一郎がいなかったときは、どうやって降りていたのか?

結局、足をくじいた(という嘘)により、乃絵をおんぶして体育館に。
乃絵の策士っぷりが光ります。
体育館に入ってきた眞一郎と乃絵を見て、三代吉もギクッと。そりゃ、三代吉にしたら、眞一郎は比呂美を好きなはずと知っているので、その比呂美も居るだろう体育館に、乃絵をおんぶしてくるってのは、どうなのよ?となりますわね。
そして、三代吉だけではなく、比呂美さんの視界にも入ってしまいましたよ。

あー、比呂美さん、固まってます…
朝、あんなにご機嫌だった比呂美さん。半日で天国から地獄へ急転直下です。
少し遅れて、朋与も気がつく。そして、三代吉と同じ反応。やっぱり、三代吉にしろ、朋与にしろ、眞一郎&比呂美カップルを応援する友人なら、こりゃマズイ!となりますわね。

そして、固まったまま視線を逸らした先には、純がシュートを決めてました…。これを見てしまったのが間が悪かった。
4番(純)が乃絵の兄であることも判明。
三代吉、乃絵のことで眞一郎をからかいつつも、本題の、「比呂美に言い訳しといたほうがいいぞ」
正面切って言われると、恥ずかしいので、ごまかしつつも、結局、三代吉に「先に帰っててくれ…」
三代吉は、ほんと良い奴だなぁ。

一方の比呂美さん。
こちらも朋与が眞一郎のこと怒ってますよ。比呂美のことがありながら!ってなもんです。
「私には…関係ないもの…」
本当のことが言えない比呂美さん。当然、本当のことを言わない時の比呂美は、視線を外す癖があるのでバレバレです。
たぶん、朋与もそのことには何となく気がついているはず。
「本当は仲上君のことが好きなんじゃない?」
比呂美の言っていることは、にわかには信じられないわけで、念を押す朋与。
そこへ間の悪い、眞一郎が来てます。

「私が好きなのは、螢川の4番」
とっさに、代わりの彼氏候補を用意しないといけない状況で、同じ高校内ではいろいろ後腐れも多いだろうし、たぶん、比呂美の眼中に入っていた男はいなかっただろうことから、他校で、バスケもできて、少なくともその点は認められる4番を、つい言ってしまったのでしょうね。
ここでは、とにかく、眞一郎以外の誰でも良かったんでしょう。まさか、この発言が後々まで尾を引くとは、当の本人ですら、気づかなかった。
「私には…」
朋与、どうしても、信じられません。そりゃ、今までの、比呂美の眞一郎好き好き光線は、朋与にはバレバレだったんでしょうから。
しかし、枷で縛られている比呂美には、眞一郎のことを言われるのは、きついです。
過去の想いを封印し、眞一郎を好きにならないように努力しているのに、それを外から言われるのは、精神的に参ってしまいます。
だから

「もう眞一郎君の名前は出さないで」
この後の朋与の表情を引いていくアングルが、朋与が”信じられない”という気持ちであることを物語ってます。
そして………

その重大な一言を、当の眞一郎自身に聞かれてしまいました………

比呂美も眞一郎も動けません
うわー、ここから、比呂美に、さらに精神的な負担がかかっていきます。ぐはぁ。
この第3話の作画、8歳の時の比呂美も含めて、かなり比呂美が可愛い感じになっていて、今見返すと、さらにいいなぁと。

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Aパートはこちらです。

Bパート冒頭から、8歳の頃のお祭りの想い出からスタートです。
比呂美の重要なキーワード「置いてかないで…」。もう8歳の頃から泣かせてるのか、眞一郎は(苦笑)
下駄が片方無くなっても、走ってきた比呂美。
ここの作画、妥協していないです。true tearsは、乃絵が雪をかき分けて手を切ってしまうシーンとかも、妥協しない作画でした。
さて、困りました。探しに行くには、灯りの無いところ。
どうしたものかと、比呂美を見れば、泣いている比呂美のうなじが……

8歳で、このうなじはヤバイだろう
ええ、ええ、言い尽くされていると思いますが、敢えて言おう!エロスであると!©銀河万丈

意を決して、探しに行こうとする眞一郎を、はっしと掴む比呂美。
比呂美にとっては、下駄を探しに行かれるよりも、一緒に居て欲しいわけですね。
それにしても、この時の眞一郎、8歳にしては、もの凄い発想な気がします。
自分の一緒に片方の下駄を脱いで歩く。普通、できないですよ、これ。私、大人になってもできません。
また、ここの作画ももの凄くて、ちゃんと片方、下駄を履いてない感じがしっかり出ているんですよね。
眞一郎も比呂美も。特に比呂美は、横から表情を捕らえているカットなのに、ちゃんと片方下駄がないのがわかるんですよ。
すごいですね。
昔、カウボーイ・ビバップのOPで、ジェットが走っているカット。ジェットが部分的なサイボーグであることが、走り方でわかるようになっていて、すげーっと思いましたが、それ以上ですよ。true tears、凄すぎです。
「全部封印したの……この家に暮らすって決まったとき…」
比呂美の回想シーンだったわけです。
比呂美にとっては、封印しなくてはならないほどの大切な想い出だったんですね。眞一郎を”好き”と意識した原点の想い出。
そして、この想い出は、暗くて一人で怖い所にいた自分を、明るいところへ連れて行ってくれたのは眞一郎という、比呂美にとってもっとも重要なモチーフの原点ですよね。
さて、なぜ比呂美は封印したかですが、眞ママの”兄妹疑惑”発言は、比呂美が家に来てからっぽいので、それ以前に、既に比呂美は封印を決めていたことになりますね。
ここもまた、true tearsの正解がきっと何種類もあるところだと思うのですが。
両親が亡くなってしまったことからか、経済的理由などもあるからか、仲上家に引き取られる形になっているので、書類的にどうかは不明ですが、いわゆる”養女”の形ですよね。
すると、血がつながっていなくても、眞一郎とは、眞ママに言われるより前に、書類上、または、世間的形式上、兄妹になってしまうことは、頭の良い比呂美さんには、簡単にわかることで、富山のような地方の世間的環境では、ましてやこの地域の名家であろう仲上家的にも、恋愛感情は厳禁となるのも、むべかるかなというところでしょうか……??

「置いてかないで……か……」
これは、”置いてかないで”というシチュエーションが再び生まれてしまったことを嘆いている感じがしますね。
そして、8歳の頃は「置いてかないで」と言えたのに、今は、枷のために言うことすらできない、比呂美の哀しみが現れている気がします。

対する眞一郎はといえば、比呂美の言葉を素直に受け入れてしまっています。素直なところはいいのですが………。
でも、眞一郎にとっても、お祭りの想い出は、大切な想い出だったようですね。
つまり、この二人、この想い出が、お互いに将来の人を決めたイベントだったのか……
眞一郎の絵本のモチーフに、降り積もった白い雪と、空から降ってくる赤い雪が出てきました。
これはそれぞれに比呂美と乃絵の暗喩だと思われるのですが、だとすれば、この段階で、眞一郎の心には比呂美と乃絵の二人が居るってことかな?絵本のモチーフは、私には解釈が難しいことが多いです(苦笑)

翌朝、眞一郎は寝坊助。比呂美はもう着替えてこれから学校へ。

「あっ…おはよう!」
比呂美の明るい声。
もう、比呂美さん、昨日の出来事が、もの凄く嬉しかったんでしょうね。
このテンション。眞一郎もちょっとビックリですが、でも、眞一郎も嬉しい。ちょっとだけ会話できた。
※この原画マンさんの描く比呂美。スカイガールズの瑛花さんを彷彿とさせると思っているのは、私だけ?

でも、このシーンが暗喩するように、まだ二人の間には、越えられないポテンシャル障壁があるのでした……

その後、眞ママが登場すると、もう少し寝ると言って二階に戻る眞一郎。
その時、眞ママ、何か思うところがあるような仕草でしたが、これは………?
例の出版社応募の件を話したかったのか?
でも、単純に、比呂美とは楽しそうに話していて、自分からは逃げてしまう眞一郎に、ちょっと不満というか嫉妬かな?
だとすれば、そのとばっちりを食うのは、やっぱり比呂美さんなわけで…。眞一郎、結果として罪深いかも。

さて、放課後の教室では掃除の時に、「あさみ」?が例の赤い実のことで眞一郎に苦情を。
赤い実は、教室から階段を通って、例の樹のところにまで。撒き餌のごとし。
乃絵は樹の上に。赤い実はいらないという眞一郎。それだけなら良かったのに、つい、「彼氏、いるんだろ?」あー、言っちゃいますか(苦笑)

「降りられないの」という乃絵を無視して帰ろうとする眞一郎。しかし、その背後で、「ドサッ」と音が。
乃絵は、飛び降りてました。しかし、眞一郎がいなかったときは、どうやって降りていたのか?

結局、足をくじいた(という嘘)により、乃絵をおんぶして体育館に。
乃絵の策士っぷりが光ります。
体育館に入ってきた眞一郎と乃絵を見て、三代吉もギクッと。そりゃ、三代吉にしたら、眞一郎は比呂美を好きなはずと知っているので、その比呂美も居るだろう体育館に、乃絵をおんぶしてくるってのは、どうなのよ?となりますわね。
そして、三代吉だけではなく、比呂美さんの視界にも入ってしまいましたよ。

あー、比呂美さん、固まってます…
朝、あんなにご機嫌だった比呂美さん。半日で天国から地獄へ急転直下です。
少し遅れて、朋与も気がつく。そして、三代吉と同じ反応。やっぱり、三代吉にしろ、朋与にしろ、眞一郎&比呂美カップルを応援する友人なら、こりゃマズイ!となりますわね。

そして、固まったまま視線を逸らした先には、純がシュートを決めてました…。これを見てしまったのが間が悪かった。
4番(純)が乃絵の兄であることも判明。
三代吉、乃絵のことで眞一郎をからかいつつも、本題の、「比呂美に言い訳しといたほうがいいぞ」
正面切って言われると、恥ずかしいので、ごまかしつつも、結局、三代吉に「先に帰っててくれ…」
三代吉は、ほんと良い奴だなぁ。

一方の比呂美さん。
こちらも朋与が眞一郎のこと怒ってますよ。比呂美のことがありながら!ってなもんです。
「私には…関係ないもの…」
本当のことが言えない比呂美さん。当然、本当のことを言わない時の比呂美は、視線を外す癖があるのでバレバレです。
たぶん、朋与もそのことには何となく気がついているはず。
「本当は仲上君のことが好きなんじゃない?」
比呂美の言っていることは、にわかには信じられないわけで、念を押す朋与。
そこへ間の悪い、眞一郎が来てます。

「私が好きなのは、螢川の4番」
とっさに、代わりの彼氏候補を用意しないといけない状況で、同じ高校内ではいろいろ後腐れも多いだろうし、たぶん、比呂美の眼中に入っていた男はいなかっただろうことから、他校で、バスケもできて、少なくともその点は認められる4番を、つい言ってしまったのでしょうね。
ここでは、とにかく、眞一郎以外の誰でも良かったんでしょう。まさか、この発言が後々まで尾を引くとは、当の本人ですら、気づかなかった。
「私には…」
朋与、どうしても、信じられません。そりゃ、今までの、比呂美の眞一郎好き好き光線は、朋与にはバレバレだったんでしょうから。
しかし、枷で縛られている比呂美には、眞一郎のことを言われるのは、きついです。
過去の想いを封印し、眞一郎を好きにならないように努力しているのに、それを外から言われるのは、精神的に参ってしまいます。
だから

「もう眞一郎君の名前は出さないで」
この後の朋与の表情を引いていくアングルが、朋与が”信じられない”という気持ちであることを物語ってます。
そして………

その重大な一言を、当の眞一郎自身に聞かれてしまいました………

比呂美も眞一郎も動けません
うわー、ここから、比呂美に、さらに精神的な負担がかかっていきます。ぐはぁ。
この第3話の作画、8歳の時の比呂美も含めて、かなり比呂美が可愛い感じになっていて、今見返すと、さらにいいなぁと。

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