あまり話題にしない政治の話です。
日本がTPPを受け入れるかどうか、毎日喧々諤々の議論が交わされています。
私の関心はTPPに参加した後の日本の医療制度についてです。
国民皆保険が崩壊するという意見があります。
実際にTPPが日本の保険制度にどういう影響を与えるのかは想像がつきませんが、日本の保険制度が岐路に立たされているのは間違いありません。
ちょっと病気になったら簡単に医療機関を受診することができる日本の保険制度は世界最高のものです。
海外では医療費が高いため気軽に気軽に医院受診できません。(医療費が無料の国を除きます。)
海外在住、在勤の患者さんに現地の医療システムの話を聞くと、いかに日本の保険制度が優れているかわかります。
ただ、今回は医療制度の是非の話ではありません。
医療制度に関わらず病気にならないように病気を予防する話です。
要は病気にならないようにすれば医療費はかからないということです。
医療費の多くは生活習慣病とそれに付随する病気です。(生活習慣病によってビジネスが成り立っているといっても過言ではありません。)
糖尿病や高血圧がそれです。
そして糖尿病に付随して起こる病気もそれに含まれます。
歯科でいえば虫歯と歯周病です。
いつも強調していますが、生活習慣病は生活習慣の改善で治すことが理想です。
気軽に医療機関を受診できる日本では、病気を予防する意識が低いのが現状です。
もしかして保険制度が崩壊してしまうかもしれない現在、病気の予防について考え直すいい機会であるといえるでしょう。
院長