久しぶりにMeyer-Optik GoerlitzのTrioplan 1:2.8/100(M42)を持って自宅の周辺で撮影しました。
逆光では思い切りシャボン玉を生み出してくれました。
Lumix-G2+Meyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)
このレンズを手に入れたのは、今から約10年前。その頃は誰からも見向きもされない「駄レンズ」としてジャンクの中に埋もれていましたが、最近はブームになっているようで、ずいぶんと高値で取引されているとのことです。
この週末に開催された松屋銀座の中古カメラ市で、見慣れない銀色のジャンクレンズを3本入手しました。いずれも135mmでした。
左から
(1)FOCA TELEOPLAR 1:4.5 F=13.5cm
(2)Schneider Tele-Xenar f:4/135mm
(3)Enna Tele-Lithagon 135mm F:3.5
素性を調べてみると、
(1)TELEOPLAR はフランスのRF機FOCAユニバーサルシリーズの望遠レンズ。※1
距離計連動するバヨネットマウントのレンズです。FOCAの初期型はスクリューマウントだったようです。
(2)Tele-Xenarは付属していたフロントキャップの文字よりドイツのDiax用と分りました。
DiaxはレンズシャッターのRF機で、マウントはキャノンFDのようなブリーチマウントの形状をしています。
(3)Tele-Lithagonは巨大な個性的フードが付属していました。
ヒントがなく苦労しましたが、webで偶然見つけたページに同じレンズが出ていました。
米国製のレンズシャッターRF機であるArgus C4用の望遠レンズであることが分りました。
いずれも専用マウントのため、使うにはボディを見つけるか、アダプターを自作するか、マウントの改造かが必要になります。マウントアダプターは販売していないし、ボディはなかなか入手できないでしょうから、使うにはマウント改造が必須かもしれません。
3本とも1950年代から1960年代初めにかけてのオールドレンズです。3本ともジャンクですので、レンズ内に汚れがあり、まともではないでしょうが、どんな写りをするのでしょうか。
今後の楽しみにしたいと思います。
参考文献
※1朝日ソノラマ社 カメラレビュー クラシックカメラ専科 45巻内
「フォカの全貌」 田渕勝彦著 1998年3月25日発行
久しぶりにKilfitt-Makro-Kilar D 1:2.8/4cmを持ち出して撮影しました。
やっぱりマクロキラー、良いですね。なだらかに気持ちよくボケていきます。
いずれもLumix G2+Kilfitt-Makro-Kilar D 1:2.8/4cm
東独のツァイスで長く生産されていた中望遠レンズ、Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80(M42)です。
中判カメラのペンタコン6の標準レンズとしては比較的近年まで売られていました。ペンタコン6用以外には、M42マウントとエキザクタマウントなどがあったようです。
ご紹介する個体はM42マウントでアルミ製の鏡銅であり、1950年代の製造のもののようです。
レンズ構成:4群5枚
最短撮影距離:0.8m
フィルター径:49mm
レンズ構成は4群5枚で、ローライフレックスにも搭載されていたXenotar 80mmF2.8とかなり近いレンズ構成のようです。
(参考文献:「こだわりのレンズ選び」p.142 写真工業出版 2003.12発行)
私の所有している個体は、内部にけっこうクモリが出ているため、かなりソフトで滲んだ描写をします。
これはこれで面白いのですが、ピントの山が見えず、ピント合わせにかなり苦労しました。
いずれもLumix G2+Carl Zeiss Jena Biometar 2.8/80(M42)
文献によると四隅まで解像力が高いレンズとのことなので、いつか分解清掃をしてきれいな状態で描写を楽しんでみたいと思います。
接写リングよりも楽に寄れる標準レンズがありました。
旧東独製のMeyer Oreston 50mmF1.8です。35cmまで近づくことができます。
ボケは被写体と後ろの景色との距離によって大きく変化します。
まずはきれいなボケの場合
ちょっと後ろがうるさくなってきました
うるさいボケです
近接撮影でなくても、独特のボケです。
いずれもLumix G2+Meyer Oreston 50mm F1.8
Voigtrander COLOR-SKOPAR 1:2.8/50の実写報告です。
本家フォクトレンダーのカラースコパーの写りは、なかなかなものでした。
絞り開放で最短撮影距離付近では少し滲みがでて、ボケもなかなかきれいでした。
遠景の解像力も申し分ありません。
いずれもNEX-5+Voigtrander COLOR-SKOPAR 1:2.8/50
なかなか味のある良いレンズですね。
デッケルマウントのフォクトレンダー社製の標準レンズです。
デッケルマウントのレンズなのですが、入手した時から、なぜか絞りが付いています。それゆえボディーにもマウントアダプターにも装着できません。ということは、マウントの改造が必要で、しばらくほったらかしにしていましたが、ようやくマウントをつけて使えるようになりました。
今回は、Kマウント化してみました。いつものように両面テープ接着ですので、すぐに元に戻せます。
マウント部から見るとこんな感じです。
さて、カメラに装着すると
やはりレンズがクラシカルな輝きをしているので、MXみたいなシルバーボディのほうがお似合いだったかもしれません。
写りはけっこう立派でした。実写例は後日掲示します。もっと使ってみたいレンズです。
分解と改造は自己責任でお願いします。
Meyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)のふんわりとした描写が、仏さまを優しい顔にしています。そして背後の新緑の中に見事な水玉が現れました。
Lumix-G2+Meyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)
桜の季節が終わると、すぐに新緑の季節。
3枚玉のMeyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)で新緑を撮ってみました。
ふわふわ、水玉のオンパレード。
Lumix-G2+Meyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)
これだからTrioplan 1:2.8/100はやめられません!
薄紅色の八重桜をMeyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)でふわふわに写してみました。
Lumix-G2+Meyer-Optik Goerlitz Trioplan 1:2.8/100(M42)







レンズ構成 3群4枚
フィルター径 40.5mm
最短撮影距離 0.5m
かなり小型のレンズです。
以前に紹介したエキザクタマウントと同じような作りですが、最短撮影距離、フィルター径などが少し違っています。
カメラに装着すると、こんな感じです

さて、写りはというと

絞り開放ではやや甘いですが、少し絞ればシャープになります
新緑の公園、今日ともなれば池にはこんなにボートが浮かびます


いずれもE-PL1+Carl Zeiss Jena Tessar 2.8/50

エキザクタマウント
フィルター径 49mm
最短撮影距離 0.18m
特徴は0.18mまで寄れること。繰り出すとここまでレンズが伸びます。

さて、写りは、開放F値では少しハロが出ます。

絞るとキリッとしまった絵になります。
そして最短撮影距離0.18mですので、かなり寄ることができます。
マクロレンズとしても使える、面白いレンズです。

NEX-5+Carl Zeiss Jena Flektogon 2.8/35






久しぶりにパクセッテ用STAEBLE-LINEOGON 1:3.5/35mmを持ち出しました。
今回はAPS-Cのフォーマットです。
35mmフィルム判換算で52.5mmの画角となります。
開放F値では淡い感じですが、母艦のカメラの違いでしょうか、それとも天気のせいでしょうか、今日はあまり滲みません。
最短撮影距離では、周辺が少し流れます。
いずれも NEX-5+STAEBLE-LINEOGON 1:3.5/35mm