今日のレンズは、MF時代のニコンFマウントのマイクロレンズNew Micro-NIKKOR mm F3.5 Ai改(販売店の表示によると)です。ニコンは拡大倍率等倍までのレンズをマイクロ(Micro)レンズと呼んでいます。他社はマクロレンズと言っているところが多いようです。
ニコンのレンズの種別は複雑でして、ニコンマニアではない私のような人間にとっては、区別がつきにくいです。というわけで世の中の詳しい方の情報をもとに、知ったかぶりして書いていきます。このレンズは1975年から1977年頃に発売されたようです。シリアル番号からみると、距離環がゴム巻きとなったNew Nikkorレンズですが、マウント部の裾の一部が切り取られており、いわゆるAi改造されているレンズです。Aiレンズになってカニ爪に穴が開いたタイプ(通称ブタ鼻)になるので確認できるのですが、私が入手した個体はカニ爪が除去されていました。Ai改造されたレンズのようです。ということでNew NikkorレンズですがD70でも装着できます。
今日はニコンD70に付けて撮影してみました。まずは遠景。なかなか、コントラストが高い絵ができます。
中景ではどうでしょうか。後ろボケは少し硬い感じがします。
もう少し近距離にすると、まだちょっと硬さが残っているようです。
さらに近寄って最短撮影距離に近づくと、ピント合致部は切れ味抜群ですね。後ろはなだらかにボケていきます。
いずれもNIKON D70+New Micro-NIKKOR 55mm F3.5 Ai改
なかなか良いマクロ、いやマイクロレンズです。