SONY α7+Canon FL50mm F1.4
今日はキャノンのMF標準レンズFL50mm F1.4初期型を持ち出して、夏の花を撮ってみました。
絞りは開放です。後ろの強い光を入れると、しゅわしゅわなボケになります。
そして背景が適度の離れていると、もあもあなボケが出ます。
いずれもSONY α7+Canon FL50mm F1.4
いろいろと楽しめるレンズです。
今日はキヤノンのR 50mm F1.8の紹介です。
Rレンズと言っても最新のミラーレスカメラのレンズではありません。今から60年以上前の1959年に発売された、キヤノン初の一眼レフ「キヤノンフレックス」用の標準レンズです。
レンズ構成 4群6枚
最短撮影距離 0.6m
フィルター径 58mm
重量 295g
このRレンズのマウントは、この後に出てくるFLマウントやFDマウントと寸法や形状は同じです。下記の写真はキヤノンのマニュアルフォーカス時代の4つのマウントです。左からRマウント、FLマウント、FDマウント、NewFDマウント。いずれも互換性はあるのですが、Rレンズはレンズ側に特別な自動絞り機構が付いているため、FLマウント時代以降のカメラでは自動絞りが作動しないようです。
さてこのオールドレンズをデジタルカメラで使うため、マウントアダプターに装着すると、ちょっと問題が起きます。Rレンズは後端部の一部が盛り上がっており、これがFDマウント用のアダプターでは干渉が起こり装着できません。
装着するため、ネジで固定されているFD用マントアダプターの絞り連動ピンを外すことが必要になります。(外すことは各人の責任でお願いします。すべてのアダプターがこの方法で可能かどうかは分かりません。)
還暦過ぎのオールドレンズですが、さて写りはどうなのでしょうか。絞り開放でも遠景は問題はありません。
絞り開放の近接撮影では、なかなかの個性を発揮してくれます。口径食も出ていて、少し回っている感じがします。
いずれもSONY α7+SUPER-CANOMATIC R 50mm F1.8
60年以上前のレンズと思えば、なかなか健闘しているのではないでしょうか。
以前に「撒き餌と呼ばれた可哀そうなレンズ」としてEF50mm F1.8 IIをご紹介しましたが、今回はアダプターを介してソニーのフルサイズで撮影してみました。
まず遠景ですが、ごく普通に写ります。
さて、絞り開放での近接撮影はどうでしょうか。若干の口径食が出ています。後ろボケがわずかにザワザワしているところもありますが、比較的おとなしい方かと思います。
いずれも SONY α7+EF50mm F1.8 II
フルサイズで絞り開放で近接撮影すると、レンズの個性が出てきますね。EF50mm F1.8 IIは撮って楽しいレンズです。
キヤノンEFレンズの標準レンズEF50mm F1.8 IIです。外装もマウントもプラスチックで、いかにも廉価版という感じです。かなり値段も安かったので、撒き餌レンズという可哀そうな名称で呼ばれていました。
レンズ構成 5群6枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 52mm
重量 130g
レンズ構成も特別なものではなく、昔からあるダブルガウスタイプの普通のレンズ構成です。こんな廉価版のレンズですが、実は写りはなかなか素晴らしいです。
なかなか立体感のある描写をしてくれます。
ボケ味もなかなかよい感じです。
いずれも Canon EOS 40D+EF50mm F1.8 II
100ミリマクロレンズは花を撮るのに好適ですが、大きく、重く、かつ高価なものが多いようです。この3重苦を解決できるのが、マイクロフォーサーズ機で50ミリマクロで撮影することです。画角は35ミリフィルム判における100ミリマクロと同等になります。小型軽量なシステムが組めそうです。世の中ではフルサイズがもてはやされていますが、実はマイクロフォーサーズはものすごくメリットが多い、優れたシステムなのです。
フィルム時代には各社から50ミリマクロが多数発売されていました。今となっては40-50年前のレンズですので、比較的リーズナブルなお値段で入手できます。今回使用したレンズは、キヤノンのNew Macro FD 50mmF3.5です。重量は235gとかなり軽いレンズです。
写りのほうは、申し分ありません。さすがマクロレンズ。
いずれもLumix G2+New Macro FD 50mmF3.5
手元にあった50ミリマクロを並べてみました。1:2とかの目盛りはマクロレンズだけの表記です、これが格好良いです。
早速、早咲きのさくらの蜜を狙ってメジロがやってきました。
Canon EOS Kiss Digital N+EF-S 55-250mm F4-5.6 IS
今日は1羽だけでしたが、開花に伴い蜜を吸いにくるメジロが増えてくると思います。
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.6m
フィルター径 58mm
重量 340g
早速、持ち出して撮影してみました。私の入手したものは絞り故障していますので、すべて開放絞りで撮影しました。
遠景では四隅の画質も結構よい感じです。
ボケはかなりきれいです。
以前に紹介した初期型に比べると、背景がぐるぐる回ることはなく、素直な描写です。画質は改良されているような感じがします。
いずれもSONY α7+Canon FL50mm F1.4 II型
並べてみると、いかがですか。左が今回入手、右が以前に紹介 一回り大きいのがお分かりかと思います。
キヤノンカメラミュージアムで見比べると、今回入手したFL50mm F1.4はII型と呼ばれるもののようです。そうすると以前紹介したFL50mm F1.4はI型の亜種ということになりそうです。ちなみにI型とII型では大きさ以外にもレンズ構成が異なります。II型は6群7枚構成です。そうすると写りもずいぶんと違ってくるのでしょうね。
ちなみに今回入手したレンズは、開放絞りしか使えないジャンク品でした。
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.6m
フィルター径 58mm
重量 340g
今度、持ち出して撮影してみたいと思います。
キヤノンEOSのフィルム時代の標準ズームレンズEF28-90mm F4-5.6 IIIです。EOS Kiss 7のキットレンズだったようです。
レンズ構成 8群10枚
最短撮影距離 0.38m
重量 190g
フィルター径 58mm
通常の標準ズームは望遠側80mmまでが多いようですが、このレンズは90mmまであり、EOSデジタルでは35ミリフィルム換算で144mm程度の画角になります。
望遠側90mmでは少しシャープネスが若干劣化しますが、それ以外はけっこういけます。
ボケも素直な感じがします。
いずれもCanon EOS Kiss Digital N+EF28-90mm F4-5.6 III
レンズ構成 7群7枚
最短撮影距離 0.3m
重量 230g
フィルター径 55mm
このレンズは性能と使いやすさ、そして小型化を達成したレンズとのこと。ただ小型化のためでしょうか、絞り羽が5枚です。この当時のキヤノンFDレンズの絞り羽は5枚のものが比較的多いように思えます。
写りのほうはどうでしょうか。まずは近接撮影。28mmの絞り開放でもこのくらいのボケが出ます。
四隅も十分に解像しています。
SONY α7+Canon FD 28mm F2.8 S.C.
地味なレンズですが、写りは結構しっかりしています。できるやつです。
キヤノンのフィルム時代のAF時代の標準ズームレンズEF35-80mm F4-5.6 USM
レンズ構成 8群8枚
最短撮影距離 0.38m
重量 170g
フィルター径 52mm
ごくごく普通の平凡なスペックのレンズです。超音波モーター駆動なのでAF動作音はとても静かです。
望遠側の最短撮影距離付近では、若干解像性が低下する感じがしますが、広角側での描写はかなり優秀です。
いずれもCanon EOS Kiss Digital N+EF35-80mm F4-5.6 USM