SONY α7+G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
オリンパスのハーフ版一眼レフPen-F用の標準レンズG.Zuiko Auto-S 40mm F1.4です。
以前に標準レンズF.Zuiko Auto-S 38mmF1.8を紹介しましたが、それより少し明るいレンズとなります。40mm F1.4のスペックとしては、かなり小型のレンズです。
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 0.35m
フィルター径 43mm
重量 167g
フルサイズで撮影してみると、遠景の場合は四隅が少しケラれます。撮影時に1.1倍に拡大するとケラれが解消します。
さて写りのほうはどうでしょうか。開放絞りでは四隅がやや甘くなりますが、F4まで絞ればごらんのとおり、素晴らし絵になります。
次は絞り開放での近距離の撮影ですが、なかなか素直なボケです。
本来の画角より広いフルサイズの絞り開放ですので、周辺は少し口径食が出ているようです。またほんの少し廻っているようにも見えます。
最短撮影距離の0.35m付近で絞り開放にすると、ちょっと暴れ気味ですが、玉ボケも出ます。
いずれもSONY α7+G.Zuiko Auto-S 40mm F1.4
40mmとはいえ、開放絞りのF1.4ではピントが浅く苦労しますが、なかなか面白い写りをする優秀なレンズです。もっといろいろなところで使っていきたいレンズですね。
今日のレンズは、オリンパスのオートフォーカス(AF)カメラOM707用の交換レンズ AF ZOOM 35-70mm F3.5-4.5です。
レンズ構成 8群9枚
最短撮影距離 0.45m
フィルター径 49mm
重量 250g
ミノルタα-7000ショックでオリンパスもAFシステムの開発を加速させ、1986年にOM707と専用AFレンズを販売となりました。AF駆動はボディ内モーターで行い、絞りはボディ側で制御方式です。それゆえレンズには絞りが付いていません。このあたりはミノルタαと同じです。ただマウントは、従来のOMシステムとほぼ同形状で、従来のOMレンズがAFカメラOM707には装着できるようになっていますが、逆にAFレンズはOM-1などのMFカメラのボディには装着できないようになっています。またOMレンズはレンズ側に着脱ボタンがついていますが、このAFレンズには着脱ボタンがなく、ボディ側に着脱ボタンがあるというシステムになっています。ということですので、仮にこのAFレンズがOM用マウントアダプターに装着できたとしても、外せなくなる可能性があります。まあ、デジタル時代では、使えそうで使えないレンズ、ということになります。
販売期間が短かったこともあり、OM-AF用マウントアダプターは販売されていないようです。自作された方もいらっしゃるようです。いつかはアダプター作るか、マウント改造するかして、デジタルで試してみたいものです。
オリンパスのOM一眼レフ用の標準レンズG.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4。先日手に入れたヘリコイドアダプターOM-NEXwにつけて持ち出してみました。
最短撮影距離0.45mにして、さらにアダプターのヘリコイドを伸ばすと、特徴的な後ろボケの形状が出てきます。
中距離でも、クセのあるボケが出ます。
そして、夜になってイルミネーションを撮影。撮り方によってはバブルボケも少し出てきます。けっこう個性を主張するレンズです。
いずれもSONY α7+G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
かなり前にフォーサーズ機で使った例を紹介しましたが、先日入手した4/3-NEXマウントアダプターとOM-4/3アダプターと2枚重ねにして、フルサイズで撮影してみました。
レンズ構成 6群7枚
最短撮影距離 45cm
重量 230g
フィルター径 49mm
元々が35mmフィルム一眼レフ用レンズですので、ようやく念願の本来の画角での撮影となりました。
慣れ親しんだ50mm標準レンズです。絞り開放でかつ最短撮影距離付近での撮影です。背景が連続的にボケていくのがとてもきれいです。
いずれもSONY α7+G.ZUIKO AUTO-S 50mm F1.4
もちろん絞ればカリッとした絵が得られます。さすがOMシリーズの顔となる看板レンズです。
F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8は、ハーフ判一眼レフOlympus PEN F用の標準レンズです。以前にご紹介した時はマイクロフォーサーズでしたが、今回ソニーEマウント用のマウントアダプターを入手したのでフルサイズの画面で使ってみました。
小振りのレンズですのでコンパクトなα7に付けると、なかなか格好よいです。
絞り開放では周辺光量落ちもあり四隅が少し暗くなりますが、絞ると周辺光量が改善してわずかに四隅がけられるくらいで、画面によってはほとんど気にならないようです。フルサイズですと38mmそのままの、けっこう使いやすい画角となります。
無理して画角広めていますので、周辺は少し解像しにくいところもありますが、中央部のキレは素晴らしいです。
口径食が少しあり、なかなか面白い写りをします。こういうレンズ、好きですね。
いずれもSONY α7+F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8
最短撮影距離0.35mまで近寄れますので、万能のレンズセットと言えるかもしれません。今後も活躍してくれそうです。
先日、いつものカメラ店で、オリンパスPen-F用の標準レンズF.Zuiko Auto-S 38mmF1.8を購入しました。以前に紹介した個体が結構大きなカビありでしたが、今回の個体はレンズ表面に少々傷ありの微カビ品でしたので、前にご紹介した時よりは写りに影響少ないと思います。
今日は天気が良かったので、絞り開放では露出オーバーになってしまうので、ちょっとだけ絞りましたが、画質はすこぶる良好です。
絞り開放でこんなシチュエーションでは、背景のボケが結構個性的です。
絞り開放の近接撮影でもピント合ったところは素晴らしい切れ味ですね。
いずれもLumix G2+F.Zuiko Auto-S 38mmF1.8
最短撮影距離が35cmですのでかなり寄れて、かつ切れ味の素晴らしい高性能レンズです。G2とのマッチングも良いので、もっと使い込んでいきたいです。
ハーフ判としては35mm判換算で70-126mmの中望遠ズームレンズでした(1.4倍で換算)。マイクロフォーサーズ機に装着すると100-180mmの望遠ズームです。形は細いのですが、見た目よりずっしり重く感じられるレンズです。
レンズ構成 8群10枚
最短撮影距離 1.5m
重量 420g
フィルター径 49mm
絞り環の裏側にはTTLナンバーという番号がついています。これはペンFT独特のTTLナンバーで、少し持ち上げて180度回転させると絞り環が出てきます。
写りはというと、古い時代のズームなので、さほど期待していませんでしたが、かなりシャープです。
遠景はもちろんくっきり写ります。
ボケもけっこういい線いっているように見えませんか。
こんなシーンでも、切れ味良いです。
いずれも Lumix G2+Zuiko Zoom 50-90mmF3.5
けっこう素直なレンズといえるのではないでしょうか。
ボケがきれいです。
リングボケも入れて。
いずれもLumix G2+F.Zuiko Auto-S 38mmF1.8
そして、このレンズの特徴である最短撮影距離40cm付近での撮影
いずれもLumix G2+F.ZUIKO AUTO-S 1:1.8 f=50mm for FTL
なだらかに溶けていくようなボケが、なかなかきれいです。
レンズ構成:5群6枚
フィルター径:49mm
最短撮影距離:0.4m
小型軽量で、他メーカーの50mmのレンズより最短撮影距離が短く、寄ることができます。
マウントはM42ですが、マウント面にいくつかのピンがついています。スクリューマウントながらレンズ位置が確定するストッパーを持ち、開放測光での正確な露出計連動を実現しています。
また、マウント面のフチが若干盛り上がっていますので、カメラやアダプターによっては無限遠が出ない可能性もありますので、ご注意ください。
さて描写のほうですが、よく写るレンズです。
解放F値では柔らかくきれいなボケになります。
いずれもLumix G2+F.ZUIKO AUTO-S 1:1.8 f=50mm for FTL
あまり出回らないややレアな部類のレンズですが、もし見かけたらぜひ入手されて、とろける様なボケをお楽しみください。
これでF.Zuiko Auto-S 38mmF1.8が使えるようになりました。このレンズはOLYMPUSのPEN Fシリーズの標準レンズです。
レンズ構成 5群6枚
フィルター径 43mm
最短撮影距離 35cm
重量 135g
G2に付けると、小さなレンズとボディがとてもマッチしています。まるでマイクロフォーサーズの専用レンズとも思えるくらい、しっくりきています。
このレンズには、メタルキャップがついていました。Fの飾り文字が素敵です。
さて、私のレンズは、カビあり、絞りクリックが故障しているジャンクレンズです。カビ清掃をしようとして分解を試みましたが、壊しそうで途中で断念してしまいました。それゆえカビは残っており、本来の描写とは異なりますが、これはこれで味があると思いましょう。
順光で遠景を撮影すると、かなりシャープなのがわかります。
近接撮影では、けっこうぼけてくれます。
そして、夕刻の解放1.8では、なかなか雰囲気のある描写をしてくれます。
いずれもLumix G2+F.Zuiko Auto-S 38mmF1.8
持ち出しました。ずいぶん異なる描写をします。
まずは同じ赤い花。
バックの形が見えてきます。
さすがにずいぶんとシャープに写ります。
黄色い花に乗る水滴。
E-300+ZUIKO MC AUTO-MACRO 1:3.5 f=50mm(マウントアダプター使用)
つけての撮影です。焦点距離が100mmとなります。
(ということは、35mmカメラ換算で200mmの望遠レンズとなります)
E-300+G.ZUIKO AUTO-S 1:1.4 f=50mm+テレプラスMC7(マウントアダプター使用)
良い具合に滲んでくれました。
何せ、このレンズ、そのままでもきれいに滲みます。
テレコンバーターをつけるともっと滲みがひどくなると心配していましたが、
それほどでもなさそうです。
心地よいボケが得られました。
しばらくは、この組み合わせで楽しんでみましょう。