らしくみせる

家族のあり方とか、人間の欲望とかがテーマのちょっと重いドラマ。
セットは戦時下のある一室。
アパートなのか倉庫なのか、隠れ家のような部屋。
鉄骨むき出しの柱や梁が緊迫感を客席に与える。

鉄骨の柱や梁は、当然ながら木やベニヤで作られており、それにリアルな着色がされその質感を出す。
木を鉄らしく見せる。
木を木らしく見せる。
鉄を木らしく見せる。
そんな日々の営み。
ああ、家族ってなんだろう。

「羊と兵隊」は２７日まで下北沢の本多劇場で上演中。
また、８月１日～３日は京都の南座で上演されます。