大道具さーん ちょっとー!

舞台美術製作 金井大道具㈱ごきげん営業阿部 ここに日々の業務を垣間見る。お気楽に「大道具さーん、ちょっとー!」

世話情浮名横櫛 (よわなさけうきなのよこぐし)

2008年01月27日 | 浅草歌舞伎
昭和の名曲、春日八郎“お富さん”のお話。


「木更津海岸 見染めの場」
潮干狩りで有名な千葉県の木更津海岸が舞台です。
お芝居の中でも貝拾いをしている人たちが出てきます。
向こうに見える海は東京湾。むかしは江戸湾といったのかどうか。
その向こうに見えるのが三浦半島?房総半島?ちょっとよくわからない。
私は三浦半島だと思うのですが、実際はどう見えるのでしょうか。
今では川崎行きの大きな橋と海ほたるサービスエリアが見えるのかなあ。
今年の夏は木更津へ潮干狩りに行きましょう。
ちなみにJRの木更津駅の近くには、
与三郎の墓、こうもり安の墓、見染めの松などがあるそうです。



「源氏店の場」
♪粋な黒塀 見越の松♪をくぐってはいるとここが♪玄冶店(げんやだな)♪
歌舞伎では“源氏店(げんじだな)”となっているのですね。
でもゲンヤダナと言ってしまうのですが。
ここに♪死んだはずだよお富さん♪ がご存命でいらっしゃったわけですね。
与三郎とお富さんが劇的な(劇なんですけど)再会をするわけです。
“いやさ、お富、久しぶりだなぁ”
なんとも粋な台詞でありますね。


ちなみに、「切られお富」という出し物も歌舞伎にあります。
よく掛かる出し物なので見比べてみると面白いです。

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1 コメント

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Unknown (とおりすがり)
2008-02-06 03:22:21
20日の花禄さんの公会堂の落語も、屏風の変わりにバックに木や岩はなしで、しっかりこの海を使っていました。。。私としては金閣寺背景の高座をみてみたかったです。。
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