ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

夫の昇級?!

2009-05-02 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
「ミジンコ在宅業に昇級があるのか?」
と聞かれたら、答えは・・・・・・







「YES!」

でも、本業とは無関係なんですけどね。
ボランティアでやっているラグビーのレフリー稼業の話なので。

この日に、
「これでちょっとは、風水アガるかな?」
と言ってましたが、実はあの後、家に入りメールのチェックのためにパソコンの前に行くや否や、
「えぇぇぇぇえ!」
と、隣の夫が自分のパソコンの前で大声(((@@)))


何事かと思ったら、夫のグレードでは吹けない試合をあてがわれていることをレフリー協会のサイトで知り、
「も・し・か・し・た・ら・昇級?」
ということになったのです。(なにこのタイミング ̄▽ ̄;)

レフリーは通常ボランティアですが、下は小学生から上はプロもチラホラ混ざる「プレミア」と呼ばれるアマチュアリーグの最高峰まで、NZラグビーの草の根をがっつり支える存在です。プロになれるのはこのラグビー王国といえども両手ほどの人数のみです。

上はプロのトップに立つ国際舞台で活躍する人から、下は今シーズンに始めた1年生まで、
「レフリーに序列をつけよ。」
と言われたら、バシっと番号がふれそうなくらいのタテ社会。
その中で昇級して、違うグレードに上がることは大変なのです。

グレード自体が4段階しかなく、その上はプロの世界。
まあ、松竹梅で言えば、
「梅コース」(子ども。高校生も含むので上の方はかなり上級)
から、
「竹コース」(大人の二本目=二軍)
に上がるようなもの。

その上は、「松コース」(大人の一本目、プレミア未満の大人)と「特上」のプレミアで、そこまで来れば選手だけでなくレフリーもプロが見えてくる、という新境地 ☆_☆;

もちろん、「松」やプレミアまで行ってもプロになれるのは一握りなので、ほとんどの人が「松」⇒「竹」⇒「梅」と元来た道を戻り、末永く草の根ラグビーを支えていきます。(望めばレフリーコーチの道も)

高校生の試合は応援で熱くなっている親への対処が大変で、
「あの親たちから解放される♪」
のがなによりウレシいらしいです。

高校生なのに、
プロップなのに(スクラム最前列の屈強な猛者のハズ)、
泣いちゃったコがいて^^;
その親が協会に苦情のレターを書いたこともありました。

(協会は無視。そのコはキャプテンではなかったので、レフリーに何かを直接言える立場になく、泣きが入ってもダメなものはダメ!)

毎年、親なのにレッドカードをくらい(正式に!です)応援への立ち入りを禁止される人が出るほど。ののしるだけでなく、腕力に訴えてくる人さえいるので´、`A、レフリーも大変なんです。(体力必須)
(その前に、親もちゃんとルールを学ぼう!)

さっそく今日から「竹コース」で大人の試合へ。
天気はあいにくの雨でしたが、本人曰く「会心の笛」だったそうで、
試合後、監督や選手と一緒に試合があったクラブのバーで一杯やり、かなり和気あいあいだったそう。

まだ正式発表がないのでぬか喜びは禁物ですが、正式発表があったら、お祝いだな~こりゃ。



(大人になるとこの迫力、この圧迫感→
スピードも強さも全然違います)




NZの大学生ラグビーは趣味の世界で(単なるクラブ活動)、本気の人はクラブチーム一本槍でプロを目指します。

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