ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

さよなら、ラグビー

2023-10-29 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
今朝、NZのオールブラックス
はRWCのフランス大会決勝戦
で、南アフリカのスプリング
ボックスに12:11で敗れて、
1点差で優勝を逃しました。



世界最高峰の試合にレッドカ
ード1枚、イエローカード3枚
が出るという異様な展開で、
オールブラックスは闘将サム
・ケインをレッドで失うとい
う、試合よりも審判、さらに
厳密に言えばTMO(ビデオ判
定の審判員)に負けたも同然。



スプリングボックス主将、シ
ヤ・コリシにもイエローが。



「危険なプレー」と言えばそ
れまでながら、ビデオでしか
判らないような細かい接触の
結果でカードが乱発される展
開に、選手たちは冷静さを失
わずにいるのが精一杯だった
ように見え、本当の「敵」は
目の前の相手選手ではないこ
とを悟ったのではないかと。


「いったい誰が主審なんだ」
と思うような無線での合議制
は、マニュアルどおりに正義
を押し付けようとするAIのレ
フリングのようでゾっとしま
した。危険と背中合わせだけ
に、身体を張ってギリギリの
ところでせめぎ合う一流の選
手たちが気の毒すぎました。


主審がオーストラリアのアン
ガス・ガードナーだったらど
うなっていただろう?とどれ
だけ多くの人が思ったことか


勝敗の結果が同じだったとし
ても、誰もが納得できる明白
な結果になったのではないか
とつい想像してしまいます。


「安全」を理由にビデオを根
拠にプレーに介入してくる頻
度が増えれば増えるほど、選
手は萎縮し、試合は混乱し、
後味の悪い試合が増えそう。


ラグビーという競技にとり、
今日は暗い審判の日でした。


ワールドラグビーがこの方向
に猛進しているのは明白で、
レフリーのAI化が進みそう。


30年近く続いたラグビー愛、
夫の場合は学生時代からなの
40年以上の情熱が、昨年突然
冷めてしまった
のも、審判が
試合をぶち壊すのを何回も経
験したからでした。それがと
うとうRWCの決勝戦でもまか
り通るのを目撃して、競技に
愛想が尽きた気がします。



個人的にさよなら、ラグビー



長い間、たくさんの楽しみと
共感と誇りをありがとう




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