ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

物価が上がれば金利も上がる

2018-07-19 | 経済・政治・社会
オーストラリアの6月の雇用は5万人増というビックリな数字
予想は1万6,500人、5月は1万2,000人だったので驚きの伸び


発表直後は豪ドルが買われて、かくかくしかじかの理由
豪ドル買い(もちろん借金して)に出ているところなので
ガン見していたものの、どーも買いに力がない


早々に対米ドルでは下げに転じ、対NZドルでも上げ幅を縮小中
オーストラリアだけでなくNZもですが、好調な雇用統計とインフレは
今後の金利上昇要因になりかねず要注意


雇用が改善しないと困るけど、
改善しても困るという痛し痒し


両国とも住宅ローンはじめ民間債務に首まで浸かっているので
(※さいらん家も
金利の反転には非常に脆い可能性あり。


現在のオーストラリアの政策金利は1.50%、NZは1.75%で
ともに史上最低
住宅ローンの固定金利は政策金利にほぼ連動するので、
NZで2012年以降に住宅ローンを固定で組んだならば、
ほんの一時金利が上昇したことがあっても後は下がるばかり。


今も軒並み5%を切っていて、いつも赤裸々にしているように
さいらん家の借金が雪だるまなのもこの低金利のおかげ


しーかーし、NZの失業率は今や4.4%でほぼ完全雇用状態。
統計上は、選ばなければまず仕事は見つかるという状況で、
さらに最低賃金の大幅引き上げ、看護師の賃上げストなど
賃金インフレが加速しつつあり、NZドル安による輸入インフレで
物価上昇はほぼ規定路線
(※オークランドは地方ガソリン税も始まったし)


物価が上がれば金利も上がる
今のうちにどこまで金利上昇に耐えられるのか
よーーーく計算しとかないと


さーらーに、政策金利1.75~2.00%のアメリカが、
現時点での段階的な利上げ継続を宣言して米ドル独歩高
基軸通貨の金利がこんなに高くなったら、
豪ドルもNZドルも出る幕なしでますます下げが加速しそう。
「高金利通貨」ともてはやされた時代がなんと遠いことか。


でも、そんなこたぁクロには関係なく、

今日もパソコンのおけいこ


練習終わりにお立ち台でドヤ顔

クロちゃんは体重が絶賛インフレ中






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