特養の母

1月にホームに入った90歳
の父の話が続きましたが
87歳の母が特養に入って
かれこれ1年になります。


母は86歳で生涯2回目の
くも膜下出血に倒れ、
脳の一部に後遺症が残り
父の希望で特養に入り
別々に暮らすことに。
(※この話はコチラでも)


今回お見舞いに行ってみて
感じたのは、認知症もある
のか話の時空の駆け巡り方
が1年で驚くほど速くなり
独身に戻ったり、娘がいたり
でも隣にいるのは(←夫)誰
となったり(笑)


「この近くで温泉が出たの。
私、見に行ったのよ～」
(※施設から出られないのに)
という話も飛び出しました。


しかし妹の話はスゴかった
「私100才じゃないわよね？」
と言ったかと思うと、
「私もいい人見つけて結婚
するから心配しないで」


面会に来た男性の後ろ姿に、
「あの人お父さんにそっくり。
違うわよね？」
ホントに似てたよ、後ろ姿。


もちろん別人で、振り返ったら
全然似てなくて、2人で大笑い
だったりと、現実とそれ以外を
急速に行き来しています


ということで、こっちも笑って
しまうような展開で、本人も
楽しそうで、活き活き朗らか


話を聞いて、相槌打つだけで、
質問は意味がなく、しません。
でも、とても楽しく満足そう


父も、娘たちも、多分母本人も、
今の状況に安心しています


初秋を感じる夕焼け。

空の色が薄くなってきました。