ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

オパシフィカ

2016-03-14 | 映画・文化
「やっぱりいいよねハミルトン
と丸く収めて帰っちゃう場合じゃない


ここに行かなきゃ

クロードランズアリーナ


ベクターアリーナのような多目的ホール

ハミルトンまでやってきた目的はここでのコンサート


ブラックドレス+つっかけ
だったり



高齢者+高齢者+高齢者
だったり。

「年金もらってないと、来ちゃいけないのぉ?」
なノリ。観客の平均年齢60代と見た!


場内はここでスポーツ観戦もできるのが不思議なほど



まんまのコンサートホール

(※に見えました)



キター━━━゜(∀)゜━━━!!

ソレミオ


テノール歌手のペネ・パティ



握手しているのが弟でテノール歌手のアミタイ・パティ

右は従兄弟でバリトン歌手モーゼス・マッケイ


全員サモア出身で、パティ兄弟はサウスオークランドで育った
さいらん家が愛して止まない、典型的な
アイ(ランダー)ちゃんたち


彼らは今でこそプロのオペラ歌手ながら

奨学金を受けたウェールズ留学時代は、3人で10万ドルが必要となり


資金集めのためにとりあえず3人でユニットを組んでみたところ

オークランドのタウンホールのコンサートが売り切れる事態に
その後の活躍は飛ぶ鳥を落とす勢い。


世界レベルのオペラ歌手から



一瞬で笑いがとれる

芸人になり


最高のエンターテイナーなんですわ!
(※さらにミュージシャンだし!)

さっすが、アイちゃん


その幅広い余裕が圧倒的な才能からきているのは明らか。

個々にソロで活躍できるのに


あえてユニットを組んでいる贅沢

しかも、こんな内股だし。


さらに内股だし

クラッシクを歌っていても、存在そのものがお笑い


売店で販売している自分たちのティータオル(ふきん)を持ち出し

一人ひとりのプリントを見せながら
「いいヤツ、ワルいヤツ」
とブツブツ言うモーゼス


小母さま方がこぞって買っていた

コレですわ!


ついでに顔も拭いちゃうし



その後も手に持ったままステージは続く



かと思えばペネが急にしんみり話し出し

これからユニットの活動を最低でも2年休止して、
サンフランシスコ・オペラに加わる話を詳しくしてくれました。


ユニット休止は去年のクリスマス直前に発表されていましたが
そういう事情だったのかー

「でも僕たちはバラバラにはならない
力強い言葉。
ずっと待ってるよ~


でも、またすぐこんなんなって(笑)

いわゆるひとつの


ポペラ
(ポップス+オペラ)



私はむしろ

オパシフィカ
と呼びたい
(オペラ+パシフィカ)


こんな背景

絶対ラバラバ(腰巻)はいてオペラ声で歌ってほしい(笑)


3人の視線の先には・・・・



高齢のおばあちゃま

娘さんかな?と踊り出し


お孫さんも登場

みんなでステージ脇で踊っていました。


そのうち、3人の従兄弟という裏方も踊りながら登場



ティータオルを売っていた売店スタッフもノリノリで



オンステージ

(※なにこれ~笑)


裏方従兄弟がおばあちゃまにプログラムのプレゼント



全員総出のパシフィカのり

最高


パシフィカのはずが、こんなマオリモチーフの背景になって

(※キレイだけど


マジに歌いつつ



マオリのマネ

外見似てるから面白いけど


キミたちサモアンだから

こちら本チャンのサモアモチーフ


フィックスユーという

心に染み入るナンバー
この灯火のように道を照らして、キミを支えるという内容。


最後はみんなで記念写真の一大セルフィー(自撮り)大会



ちゃんと撮れてるかチェケラー

それがコレ


歌って笑って踊って



何度もホロりとさせられて




アンコール



おばあちゃまとも握手して



フィナーレ



老人ホームで働きながら自分たちを育て上げたお父さんのためにも

「世界に出る
と言っていたペネ。アメリカに行っても元気でがんばってね


また2年後かその先か、こんな風に会える日を楽しみに



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