ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

喜びも哀しみも:ジョナ・ロムー追悼式

2015-11-30 | ラグビー・ヨガ・スポーツ
つい先日オールブラックスのRWC二連覇

みんなで祝ったばかりだというのに


今日はイーデンパークに集まって



ジョナ・ロムーの追悼式

最終1万人が集ったそうです。


NZラグビーの殿堂

これ以上ジョナに相応しい場所はないででしょう。


インディゴが美しいステージ



半旗

トンガ国旗
NZ国旗
オールブラックス旗


芝の上に何か置いて相談しているアカデミーの選手(かな?)

いつものラグビー中継と違うので見慣れない報道関係者多数


こうやって使うためのものだったの

メディア用お立ち板?


カメラウーマン

頼もしい


ワールドラグビーのラパセ会長

遠路はるばる来てくれたんだー
今、フランスは何かと大変なときなのに。


この濃ゆそうな一角はトンガ系関係者の席。

腰に巻いたゴザのようなものが近親者の葬儀での正装


こ、これも



そうみたいです



ブルース&オールブラックス席

往年の名選手やタナ、イオアニ兄弟も


ラグビーリーグのウォリアーズ席



最濃厚エリア

やっぱり濃いです
キライじゃない。


トンガ関係者の入場



マオリのウォリアーたち



トンガ式のお葬式なのか、タンギ(マオリのお葬式)なのか?

どちらにも出たことがないのでわからないのですが


式はマオリ語も英語もあって

細かいことは気にしないのがNZのいいところ
心からの哀悼が大事


棺が到着しウォリアーたちが迎えます。



彼らに守られながらしずしずとステージに進んで行くご家族



ロムー夫人とお子さん

がんばって
と祈らずにはいられません。


棺が安置されてマオリのお偉いさんの言葉で式典開始



国歌斉唱

ピアノとコーラスの国歌が、しみじみとしていて良かったです。


司会はジョン・キャンベル

元TV3の国民的司会者


ジョナの出身小学校の子どもたちのパフォーマンス

これが可愛くて、上手い
ポリネシアン以外の生徒がいるんだろうか(笑)
さすがマンゲレ!


ジョナの高校ウェズリーカレッジの恩師。14歳の彼をラグビーに導き

その5年後には史上最年少でオールブラックスになっていました。


先生のジョナへの褒め言葉はいつも
Too big, too fast, too much
大きすぎて、速すぎて、(トライが)多すぎる


NZのお葬式はいつも涙あり笑いあり

今回は歌もダンスもあってしんみりしてばかりもいられない!
アディーズ


長丁場にメディアのみなさんも仕事したり

くつろいだり?


くつろぎすぎか?



これでも仕事中のようでマイクで話してます

ラジオ局?


元オールブラックスコーチ、ジョン・ハートのスピーチ

上手かった
ABsの栄光とジョナの栄光を重ねつつ
グラウンド内外のジョナのエピソードを交えて
多くのラグビーファンが一瞬にして90年代に戻れたのでは?


そして登場、ラッシーことセブンスの帝王エリック・ラッシュ

ハートのスピーチでみんなの気持ちが静まり返っているところに
笑いを引っさげ登壇


ジョナをセブンスにリクルートした逸話は初めて聞くもの!
あの94年の香港セブンスがなかったら、あの年のABもなかった?

アルディージャ
ポール・マッカトニーの
Silly Love Songs
こんなときは和訳の「心のラブ・ソング」よりSillyの方が心に届く!


おおとりはリジー・マーベリー

心に染み入る天使の歌声
会場が一体になった瞬間


再び近親者が戻り



盛大なハカの中

棺が運び出されていきます。


棺の前で長い長いハカが続き



マオリのウォリアーに先導されて



最期のお別れ



近親者のハカの後は、オールブラックスたちのハカ

往年のレジェンドからウマガ、レンジャー、ルアトゥアまで


その後を受けて、今度はウェズリーカレッジの生徒のハカ



すぐ近くだったので座席が揺れるような迫力と音

でも真横で見えなかったので映像はスクリーンで。


そしてハトたち



彼らがまたいい仕事をしてくれました。



ロムー夫人ナディーンが放ったカゴの1羽

見納めのように球場を2周ほどして、西の方に飛び立っていきました。


あとから放たれたたくさんのハト



ここを離れるのを惜しむように

何度も何度もグランドを回る、


ラグビーの殿堂に舞う白いハト

その姿に心を打たれない人がいたでしょうか?
最後は東の方に飛んでいきました。


老若男女が取るものも取りあえず駆けつけたような式

それがラグビーコミュニティーらしく


いろいろな人がいて、いろいろなものがあって

普段はアバウトなのに、いざとなるとどこか芯が通った


子どもと家族を大切にするNZ



喜びも哀しみもみんなで乗り越えていく社会

NZらしい忘れられないひと時でした。
これもジョナとラグビーのおかげ。


エルトン・ジョンのジョナへの言葉
「スターはこれからもっと輝くんだ。
彼はもう高いところにいるからね。」



ともに永遠に

Jonah Tali Lomu
(12 May 1975 - 18 November 2015)
R.I.P


にほんブログ村 海外生活ブログ ニュージーランド情報へ
にほんブログ村 ライフスタイルブログ 移住生活へ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする