ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。子育て終了、仕事もリタイア。好きに生きる記録です。

レッド&ブラック・デー

2011-03-04 | 経済・政治・社会
はい~
この手の話は即参加。


今日は全国ネットのクライストチャーチ支援、
レッド&ブラック・デー


この色はチャーチのラグビーチーム「クルセイダース」のチームカラーで、

チャーチのシンボルカラー



ワタクシは地震の数日前にゲットしていたレッドのショーパンに、ブラックのTシャツ+靴でボランティアへGO~


子どもたちも制服ではなく黒いTシャツで登校。(赤は持ってなかった

赤十字に続いて、学校の募金にも参加し、温(18歳)は10ドル、善は5ドル供出。

「でも、クラスで10ドル(650円)出したのボクだけだったよ!」
とやや悔しがる温。他の生徒数3、4000人の高校で4万ドル集めたところがあったそうで、
「1人10ドル」
と期待していたようです。


いーの、いーの。人のことは気にしないの。
こういうことは「自分の気持ちがブレないこと」が大事なのさぁ~


ワタクシのボランティア先でも赤のトップスが目立つ、目立つ。
ピアスを赤にしてた人も多数
「平均60歳!」みたいな場所なんですが・・・


家の窓からも駅に向かう人が真っ赤なTシャツだったり、夕方ランニングに出たら、帰宅する赤いトップスの人たちとすれ違ったり・・・・


とある髭を蓄えた紳士など、黒のスラックスに多分それしか赤を持っていなかったんであろう、真っ赤なアディダスのスポーツウェアでご帰宅中。
いいじゃないの~、このミスマッチ
とにかくチャーチのために「赤を着よう!」という心意気


ボランティア先ではこんな光景も。
朝のお客も疎らな時間にレジ付近を通りかかると、きちんとした身なりの中東系(トルコとか?)に見える男性がどっさり古着を腕に掛け、中古のテレビ4、5台に囲まれてに立っていました。

「なに、なに、どうしたの?」
と仲間に聞いてみると、
「チャーチから避難してきた人たちを支援していて、
『生活を始めるのに必要なものが全部ほしい』
と言ってるの。今みんなで、それらしいものをかき集めてるところなのよ。」
とのこと。

テレビや服の数から見て、4、5人というよりも、4、5世帯をサポートしているのでは?彼を中心にボランティアたちが商品を探したり、配達用のトラックに積み込んだり右往左往・・・・
ワタクシは持ち場が違うのでお手伝いには加われませんでしたが、美しい光景でした。

彼が買ったものばかりか、使ってくれたお金もそのまま人助けに。
誰かの不用品がこんな風に役立つなんて、美しい連鎖だと思いました。


これから一時的な増税や社会保障手当ての削減など、支援がお金に換算され、自分の生活に直接影響してくるようになっても、
今の気持ちを忘れずにいたいと思います


新聞のある読者の声にあった、
「手当てが削られるなら、それに合わせて家計を見直せばいいだけのこと。すでに400ドル(約2万5,000円)寄付したけれど、家計をやりくりした。」
と淡々と答えていたマイクという人のコメントが心に残りました。

4ドルでも40ドルでも400ドルでも40万ドルでも、金額の大小は各人次第。その金額にこめられた想いこそが大事で、それが息の長い支援になっていくんだと思います。


今日はさっそく、毎週金曜日の夫とのランチデートは中止にしました
そう、西蘭家もマイクさんのように家計を見直します。お金の使い方を考えるだけでも、気持ちがチャーチとつながっているような気になります。
(忘れないさ~)
ささやかなことではありますが、共同購入サイトのグラブワンも地震以来、
自・粛・中。


地震税にワーキング・フォー・ファミリーズ(18歳未満の子どもがいる家庭への在職子ども福祉手当。所得によって対象になる年はもらっています)のカットだって?(などがあるかもしれません)



受けて立とうじゃないの



"This is a time for all of New Zealand to get behind Christchurch."
今こそNZは一丸となってチャーチを支援する―野党労働党ゴフ党首


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