中華ビジネス

数日前から隣の家に工事業者が入っています。姿は見えなくても朝から大音響で中国語ラジオを付けているので、中華系業者ということだけは初日からわかっていました。けれど、音がしません。
「これだけ静かってことはペンキ屋さんかしらね？」
と夫に言うと、
「いや、モーター音がしてたぞ。」
と、洗濯物を干してきた彼の方が一枚上手で、結局ナゾ。

昨日、とうとう庭からも見える位置に彼らが現れ、窓枠をせっせとこすっているのを目撃！ペンキだらけのつなぎも着てるし、
やっぱりペンキ屋さん！
モーター音は古いペンキを電動で剥がす時の機械音でした。


「ねぇねぇ、ペンキ屋さんなの？」
さっそく、共働きで日中は不在のお隣に行き、話しかけました。こういう時、敬語のない中国語ってホントに便利です。タメ口の気安さもあって、知らない人にも声がかけやすくなるんです～☆

気のいい老板（ラオパン＝社長、棟梁）と立ち話。大連出身だそうで、なかなかイイ感じ。意気投合して、
「うちもそのうち窓枠を塗り替えようかと思ってたんだけど。」
と言うと、
「今から見に行ってやるよ。」
と、実にあっさり。中華系、なんでも速攻です。

グルっと庭を1周し、家にも上がって内側の様子も確認した老板、
「○○○○ドルだな。これにGST（消費税）だ。」
と即断＠＠

「ペンキは△△社の□□シリーズがいいぞ。ここの日差しは半端じゃないから、簡単にひび割れしてこないのを使った方がいい。多分４ℓ入りで４缶要るだろうけど、まず2缶買ってこい。サンドペーパーはP40を1ロール。それより細かいのはオレが持ってるのを使えばいい。アンダーコートはクイックドライっていうのを1缶だ。時期は月末、期間は天気次第だけど3日間だ。これでどうだ？」

早い～～～～♡♡
声をかけて10分もしない間に一気にここまで話が進みました。ゴミを捨てに出たついでに、ちょっと立ち寄っただけなのに＠▽＠
中華ビジネスはこうでなくっちゃ（萌）！
気に入ったよ、老板！

「じゃ、それでお願いするわ。」
と、彼の早業に心底惚れ込んでこちらもつい即答してしまいました。
（比較したわけではありませんが、かなり妥当な見積もりでしたし）

家に入り、
「ねぇねぇ、月末にペンキ塗り頼んできちゃったぁ♪」
と夫に言いいつつ、相談するのをコロッと忘れていたのに気づきました。もちろん、白い目で口あんぐりの夫。
「もう決めたんでしょ？別にいいよ。キミが稼ぐ金で2人の共同名義の不動産の価値が上がるんだったら、ボクには文句ないからね。」
と、理路整然。

キミが稼ぐ金￣▽￣；
そうでした、なんでも自己責任の西蘭家。がっ、がんばらねば＞＜；

数百ドルの家具には慎重なのに、数千ドルのペンキ塗りは即断即決の私。金額が大きくなればなるほど決断が早くなるのは、生来のリスクテイカー？真正相場師？（ローリスク・ローリターンのせいか、量販店で数ドルのものを買う時が一番悩みます）

明日は老板がカラーサンプルを持ってきてくれるそうで、
もうすっかりその気です♪