ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

夢見:山頂の女子寮

2019年08月20日 | 浅き夢見し

「なでて」と言っている
夢の中の「私」は直感を信じ
つぶらな瞳を見据えながら、
左手をゆっくり黒豹に伸ばし


小さな耳の周りに触れました。

指を喰いちぎられるどころか
黒豹は大人しくしています。


身の安全を確認したので、
猫にするように爪を立てて
耳の周りを掻き始めました。


ゴワゴワした短毛は非常に硬く、
猫よりも短毛の犬のようでした。


毛がびっしり詰まっているので
指に力を入れないと掻けません。
腰をかがめ真剣にやり出すと、
爪の間になんとも言えない
野生の獣脂が溜まってきました。


しばらく掻いたところで、
「私」は立ち上がりました。
その先まで行かなければならず、
岩だらけの山道を歩き始めました。


黒豹は後をついてきました。


しばらく行くと、山の頂上らしき
それ以上先には道がない場所に
木造の古い建物が見えてきました。


そここそ「私」が目指していた
宿泊所のような場所でした。
黒豹を追い払うこともできず、
そのまま建物に入っていきました。


誰かに「部屋は2階」と告げられ
古い木の階段を上っていきました。
中は寮のように小部屋に分かれ、
女子寮なのかいるのは女性ばかり。


「あら、黒豹だわ。」
「黒豹を連れて来てる。」
そんな囁きが耳に入ってきましたが、
誰も叫んだり怖がったりしておらず、
新入りと猛獣を遠巻きに見ています。


「私」は曖昧に微笑みながら、
自分の部屋を探していました。
「早く部屋に入って落ち着きたい」
という一心でしたが見当たりません。


その時、白い木綿のネグリジェ姿の
高齢で白髪の女性が通りかかり、
「ハロー、ハロー、ハロー」
と言いながら、黒豹の頭を
ゴリゴリ揉むようになで、
廊下を通りすぎていきました。


女性は黒豹を知っているようで、
黒豹も大人しく座っています。
見知らぬ場所での緊張がやや解れ
ぎしぎし鳴る古い廊下を歩きつつ
「私」は部屋を探していました。



(完)

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