ラハイナの話を終える前に、
ぜひ書き留めておきたいこと
があり、もう数本続けます
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0190.gif)
宿泊したプランテーションイ
ンの部屋には素晴らしい絵
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0062.gif)
の複製が何枚もありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/18/841e23ca0f08c06def62256f97b93270.jpg)
思わず見入ってしまったベッ
ドの上のハワイのコテージ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/house_red.gif)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/71/201f2bd658f69c757a80cfc6503b52b6.jpg)
鮮やかさの中に気品があり、
思いもよらない色から植物の
瑞々しさが伝わってきます。
コテージが中央に描かれてい
ても、絵には主役も脇役もな
く、すべてのディテールが均
等に、美しく、丁寧に、心を
込めて描かれているようにみ
え、見入ってしまいました。
たわわに実る南洋のフルーツ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/a4/ae19698035bb64f93386e19024f9c2ff.jpg)
マンゴーでしょうか?
皇帝シダ(オキナワウラボシ)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/f0/f1f3e8aecd65fb5a12fd3a74ac92d7d0.jpg)
葉の表面の星が特徴的なシダ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/86/7c022e81cccff1b36803d29e547b8338.jpg)
ホテルの庭にもありました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/4f/2a7e684b520c5729590cb2d853571dfc.jpg)
画家の名前はペギー・チュン
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/48/128fa9b2511ad149fe5e0b9dc29d3342.jpg)
このホテルかオーナーの故Sir
ランラン・ショウにゆかりあ
る中華系の画家なんだろうと
思いながらも、Chunという
スペルが北京語でも広東語で
もなく、19世紀早々に国を出
た華僑の子孫、華裔かもしれ
ないと思いました。当時は英
語表記が統一されていなかっ
たので、漢字は同じでもさま
ざまな表記方法があります。
検索して驚いたことに、ペギ
ーは白人のアメリカ人女性で
チュンはご主人の姓でした。
(※写真はコチラより)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/82/f6b857ce1ad36ddea4e1a3037e687aa8.png)
絵筆をくわえた最高の笑顔に
は長く深い物語があります。
ペギーは1946年にオクラホ
マで双子姉妹の1人として生
まれ、1968年にハワイに移り
住みました。その後、ハワイ
モチーフのクリスマスデコレ
ーション事業で成功を収めま
したが、1987年に画家だった
双子のボビーが筋萎縮性側索
硬化症(ALS)で亡くなるのを
機に彼女も絵筆をとります。
才能はすぐに開花し、鮮やか
ながら柔らかで明るい水彩画
は、ハワイだけでなくアメリ
カ本土や世界からも認められ
ペギーはハワイで最も愛され
る画家の1人となりました。
画家としても順風満帆にみえ
たペギーですが、彼女は自分
にも病魔が迫ってきているの
を人知れず感じていました。
2002年56歳の時に、ペギー
もまたALSと診断されます。
(つづく)