ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ハワイ5回目行:西に住む思い出の人

2022年04月08日 | ハワイ:オアフ島

2019年11月の5回目のハワイ


2日目のドライブで立ち寄っ
た西の町ワイアナエで、急に
思い出した人がいました。


それは初めてワイキキを訪れ
た2017年に事前予約してお
いた、空港からのハイヤーの
若い運転手
🚕のことでした。

(※初めてのハワイでした)


大柄な見るからにハワイアン


「ボクは西に住んでいて、大
家族で、入社3日目。ピジョン
イングリッシュを話します」
とホテルまでの数十分のため
に律儀に自己紹介をしてくれ
名前は普通の英語名で、ここ
ではジョンにしておきます。


「私たちはNZから来てブロー
クンイングリッシュを話すの」
と答えると、大笑いになり一
気に打ち解けました。この辺
のノリはまさにポリネシアン


長年暮らしているNZのオー
クランドは人口の25万人以上
がポリネシアン系と言われ、
人口比では市の人口の15%超


その人数は本国の島よりも軒
並み多く、世界最大のポリ
ネシアンシティーなのです。


そのため、たかが数十分でも
狭い車内でお互い黙っている
ことができないというジョン
の習慣がよくわかりました。


ピジンイングリッシュは世界
中の旧植民地などで現地人が
現地語と英語をミックスして
話す英語とされますが、ハワ
イではそれをピジョンイング
リッシュとも称し、さらにピ
ジン化しているらしいので
す。「ハトのように囁いて話
すから」という眉唾な話も聞
きました。ジョンははっきり
とピジョン、と言いました。


私たちがたった今ハワイ島か
ら到着した日本人だと知り、
「ボクはむかしあの島でダイ
コンやゴボウを掘る仕事をし
てたんだ。でも辛すぎた~」
と言いお互い大爆笑でした。


話は尽きず、愉快で大笑いの
連続なのですが、ジョンは道
を知らず、ナビの使い方もあ
やふやで、クヒオ通りという
大通りに行くのに、夫が携帯
で道を確認しながら指示を出
すという状況に陥りました。


それでも本人は陽気そのもの
で、おしゃべりが続きます。


そこに私用電話がかかってき
てジョンは普通に答えます。
「やっと仕事が見つかって昨
日から始めたんだ。だからま
だカネがなくて貸してあげた
いけどムリなんだ。ゴメン」


ジョンは「愛してるよ」と言
って電話を切り、「姪っ子な
んだ。ボクらはみんなカネ
に困ってる」と言いました。


楽しいおしゃべりも、姪のカ
ネの無心の話も、もしやチッ
プのためなのかとつい勘ぐり
たくなるほどでしたが、すべ
ては天真爛漫な展開でした。


彼が運転手としてあのまま続
いたとは残念ながら思えず、
やっと見つけた仕事とはいえ
ジョンもそこまで熱心には見
えず、別の仕事を見つけ続い
ていることを願っています。

(※クヒオ通りの丸亀製麺)


私たちも今は、別のタクシー
会社を利用しています。


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