ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ハワイ5回目行:ラハイナルナ通りの香港

2022年04月14日 | ハワイ:マウイ島

2019年の11月のハワイ5回目
チェックイン後は、街歩き


プランテーションインを出た



正面は、ラハイナルナ通り。

ルナはハワイ語で「眺める」
という意味だそうで、日本語
の富士見通りという地名のよ
うにラハイナ見通りとでも


道の反対側のラハイナイン



1938年開業のホテルなのか



と思ったら、たった今発見


ラハイナインはホテルラハイ
になり、ホテル予約サイト
の評価で2.5スターだったのが
5スターに大化けしてる


今の宿泊費は2泊1,000ドル
以上で今の為替で12万円超
スゴいことになっている


ここはホテルよりも1階のレ
ストラン、ラハイナグリル
知られる場所らしく、マウイ
の案内には必ず出てきます。

アメリカのファインダイニン
グでトップ10の常連だそう。


興味を持って調べてみると、
ここは1938年に雑貨屋として
建てられ、1960年に2階に部
屋を足して宿泊施設となり、
1999年にスイス人シェフのジ
ャーグ・マンチがレストラン
を購入してオーナーシェフに


その2年後の2001年にマンチ
夫妻はホテルを含む建物全体
を購入し、2007年には先代シ
ェフの名を冠したレストラン
の店名デビッドポールズを、
現在のラハイナグリルにリ
ブランドしたんだそうです。


驚いたことに、マンチはマウ
イに来るまで長年、香港の名
門ホテル、マンダリンオリエ
ンタルの総料理長でした

(※写真中央奥の黒っぽい建
物がマンダリン。香港人には
九龍のペニンシュラホテルよ
りも重んじられる老舗ホテル)


マンチは1997年の香港の中国
返還を前に職を辞しマウイへ
移住。自分も返還時の香港に
いて、あの時の空気感が思い
出せるだけに息を呑む思い。


要職にあった海外から来てい
た白人たちの大脱走は業種を
問わず凄まじいものでした。


マンチへの地元誌のインタビ
ューの中で、香港からマウイ
への転居は『マセラティから
フォルクスワーゲンのコンビ
に乗り換えるようなもの』と
いうなかなか言い得て妙なる
表現があり、唸りました(笑)


こんな場所から



こんな場所へ




さらに興味深いのは、斜め向
かいのプランテーションイン
を香港映画の開祖ランラン・
ショウが購入したのも1997年


2人が知り合いでなかったと
は到底思えず、ラハイナルナ
通りを挟んだ香港つながり

故ランラン・ショウもレスト
ランのゲストだったのかも。


今回は食事の機会がありませ
んでしたが、ぜひ次回にでも



プランテーションインに宿泊



ラハイナグリルで食事

そして香港に想いを馳せる


というマウイの滞在は、2004
年に香港からNZに移住した私
たちにはなかなか相応しい

私たちの移住もまた、香港の
返還と無縁ではありません。