おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

第六回馬上弓比べ大会

2008-03-16 22:27:18 | 小田原-イベント
3/15(土) 16(日) 小田原城 二の丸広場で「馬上弓比べ大会」がありました。


↑梅がそろそろ終り 桜が待たれる小田原。
 お堀に架かる赤い欄干の橋は「学び橋」です。二の丸広場に「城内小学校」があった時に通学のために架けられた、そうですよ。

↑駅前をパレードしてきた「手作り甲冑隊」の皆さん。
 (つまり お召しの装束はみんな「手作り」)

二日にわたって行われた 和式馬術の競技やパフォーマンス。

和式馬術、とて、馬も木曽馬です。和の装束との相性がいいですね。
木曽馬は サラブレッドに押され 数を減らしてしまったそうですが、小柄で温和な性格で乗りやすい馬、なのだとか。

今日の午後はいよいよ「個人決勝」。(昨日は予選でした)
 種目は四つ。(_種目ごとにポイントが競われていました)

 ↑これは 左前方の的を射る 騎射(うまゆみ)の基本「追物射」(おものい)。

 ↑左後方の的を射る「押し捩り」(おしもじり)。

 ↑左下の的を射る「弓手筋違」(ゆんですがい)。

 ↑体をひねって右下の的を射る「馬手筋違」(めてすがい)。
  (弓を持つ手だから 左は「ゆんで」。又 馬を操る手綱を持つ手だから 右は「めて」。 お茶碗とお箸で教わった私には「へえ~」)
見ごたえたっぷり。
 又 解説つきなので、素人の私達にも楽しめる競技会でした。

http://www.dailymotion.com/numabe3/video/7966833
↑馬手筋違 動画UP
 (なぜかYouTubeでアップできないのでDailymotionにUPしました・・・)

余談:以前「馬手筋違(めてすがい)」を「弓手切(ゆんでぎり)」と打っていました。ごめんなさい。/弓手切は「犬追物(いぬおうもの)」での技。今回は 静止した的を狙っているので「馬手筋違」、かと思い訂正しました。。。

正恩寺

2008-03-15 13:53:23 | 小田原-建物
年のはじめの「七福神めぐり」の時にみかけ、赴きある鐘楼門と梅に 「花の頃に来よう!」と思っていたお寺です。のに
ああ、 花の盛りを撮るのは難しい。
ちょっと過ぎてしまいましたー。残念。

どうぞ心の目で補いながらご覧下さいませ。



この鐘楼門は市の重要文化財となっています。
 もちろん「鐘楼」というからには元々は鐘があった、のです。が、昭和18年に供出(戦争のために)させられたまま、となっているそうです。



http://yoshikawa.cocolog-nifty.com/soushido/2008/01/post_cbea.html
↑「草思堂から」吉川英治記念館学芸員日誌 というブログにとても興味深い記事を発見。
(そういえば吉川英治は小田原にゆかりある方でした。)

記事を読んで 改めて訪ねてみようと思ったことです。

_所在:本町四丁目 宗派:真宗大谷派

なりわい交流館(街かど博物館 上がり!)

2008-03-12 13:14:41 | 美術館・博物館
街かど博物館のスタンプラリー、上がりはこちら「なりわい交流館」です。

↑元は「網問屋」さんだったそうですよ。

↑「出桁(だしげた)造り」という建築方による重厚な軒。
  (小田原の商家にはこの造りが多い)

↑無料の「お休み処」。お茶も頂けます。

↑山田呉服にもありましたね、「萬祝衣装」です。

↑スタンプラリー 上がり!
 (本当はスタンプは19なので 一箇所「空欄」になるはずですが、押しミスで 空欄に「ちん里う」の梅干のスタンプを押しております・・・ お目こぼしを)

↑なりわい交流館では スタンプラリーのスタンプ帳ではなく「なりわい交流館」の頁へ上がりスタンプを押してくれました。

スタンプラリー コンプリート記念に頂けるのは「寄木」のストラップでした。
(スタンプ10個でもらえる「蒲鉾型ケース」も頂きました。)

■感想
 老舗というと 店構えに気おされてなかなか入れないものですが、「スタンプラリー」ということで 気楽にお邪魔できた事、とてもよかった。/ 小田原には他にも 覗いてみたいお店が色々あります。スタンプラリーにもっと沢山のお店が参加するといいのになあー と思ったことです。

余談: 街かど博物館を回って・・・ 古い時代には「武」の仕事をしていた職人さんが 平和な時代になって「文」の仕事をするようになっていったという例を多く聞きました。「軍需産業から平和産業へ」は、太平洋戦争後に限った話ではなかったのですね。/ 時代に合わせてスタイルを変えていく工人商人のたくましさに感心したり、 その一方で歴史の中に消えていった文化や技も又多かったのだろう と思ったり・・・したのでした。

山田呉服店・染め織り館(街かど博物館19)

2008-03-12 10:11:09 | 美術館・博物館
創業120年の呉服屋さん。



↑店内に飾られていた華やかな「萬祝(まんいわい)衣装」。大漁を祝い、配り物(!)にしたそうです。(前は留めずコートのように羽織るそうです。大手を振って練り歩く威勢のいい兄さん方が目に見えるようですね)

↑亭主が買った「作務衣」。(わりと似合う^^)

↑自分用に買った「手ぬぐい」。(・・・似合う・・・?)

籠常(街かど博物館18)

2008-03-11 22:47:52 | 美術館・博物館
http://www.ed.city.odawara.kanagawa.jp/jinmei/jibasangyo/suisan/kagotune.html
本町にある鰹節の製造販売店「籠常」さんは、ケースの中の幾種類もの削り節を昔ながらに「量り売り」(懐かしい!)する レトロなお店。

店内では鰹節の製造過程が写真や図で紹介されていました。
 ふうーむ 鰹が鰹節になるには六ヶ月もかかるんですねー。


↑お土産には うどん・そば用厚削り を選んでみましたー。
 昆布の甘露煮はサービスで頂きました^^

鰹節は結納品にもあるお目出度い商品。私達が伺った日も 快気祝いにとまとまった数をお求めのお客様がありました。/贈り物に鰹節・・・ ちょっと古風でいいですね。(「覚えておこう」と思った事です)

銀座通り商店街

2008-03-11 21:53:59 | 小田原-街歩き
この頃 銀座通り商店街が面白いんです。

歩道に置かれた これは・・・ 箱庭かな~?


と思ったのですが、夜通ったら!

↑うーん これじゃ暗すぎるし

↑これじゃ明るすぎる・・・
ごめんなさいねー カメラの腕が悪くてー・・・
ともかく、閉まったシャッターに梅の花が咲く、んですよー。


今日もね おやあのオニーサンは何をしてるのかな~?

と思ったら カモメのモビールを吊ってました。

↑んー 電線の多い場所ではカモメも遠慮がちに飛ぶしかないのですが・・・
↓電線のない駐車場の上では カモメのみなさん 元気に羽ばたいてました。


↑壮観^^! 思わず見入ってしまいました。

済生堂薬局小西本店(街かど博物館17)

2008-03-10 17:44:20 | 美術館・博物館
創業寛永十年(1633年)という薬屋さんです。
↓赴きある店構え。

↓百味箪笥に囲まれた店内。

↓引き出しの一つ一つに薬草名が。(へーオオバコも薬草でしたかー)

↓これ(薬研)で薬をすりつぶしたんですね__

↓そしてこれで刻んで、煎じて、、、



↑肝臓によいという「清肝茶」。おじいちゃんへのお土産に買いました^^
 あと 消毒用エタノールとのど飴も。ここは現役の「薬局」なのです。

後から知りましたが、、、
小西家はあの小西行長と縁続きなのですってね。(小西行長は境の薬商の次男。こちらを興されたのは行長の弟さん、だそうです) 改めて「歴史」を感じたことです。。。

ちん里う・梅万資料館(街かど博物館16)

2008-03-10 16:47:27 | 美術館・博物館
http://www.chinriu.co.jp/
小田原で梅干といえば「ちん里う(ちんりゅう)」。
しかし、そのちん里うが欄干橋に「梅万資料館」なるものをお持ちとは知りませんでした。

↑白状すると ちん里うの看板があまりにさりげないので そうと知らずに行き過ぎた事があります・・・

↑店内にはところ狭しとお味噌やお漬物が並んでいました。

↑奥の瓶の中には古~い古~い塩を吹いた梅干が!
(あのー これってまだ食べる事ができるのでしょうかー?)


お土産には 梅酒 柚子味噌 山椒味噌 を買ってかえりました~♪


余談:初めて小田原に降り立ち「ちん里う」という大きな看板を見た時は 何と読むのかわからず 「う・・・うりんち?」なぞと首をひねりました。元々は「枕流」と書いて「ちんりゅう」と読んだそうですが 後に「読みやすく『ちん里う』とした」のですって!)

千世倭楼(鈴廣かまぼこの里のレストラン)

2008-03-10 14:30:51 | 小田原-食
かまぼこの里にある レストラン「千世倭楼」は国の指定有形文化財です。
http://www.tiowa.jp/



母屋・離れ・蔵・・・でそれぞれ喫茶・割烹、会席料理、蕎麦が頂けます。
味わい深い建物の中で食せば 味わいも更に増そうというもの。

とりあえず今回は割烹の「潮の音」で・・・


↑私は「かまぼこづくし」

↑亭主は「潮の音弁当」を頂きました。
とても美味しかった。

喫茶の部「しゃざ」ではシフォンケーキが頂けるようでしたよ。

ああ、まったくの余談ながら・・・
先日
この風祭で友人とお茶したのですが、この「千世倭楼」ではなく隣の「箱根ビール蔵」へ行ったのです。そこで珈琲とケーキ・・・ のつもりが間違えて「伊達巻」を頼んでしまいました・・・。(メニューの写真では「ロールケーキ」に見えたんですよー とほほ)

でも、小田原らしくてよかったかな?とも思います^^
皆様も是非一度お試しあれ 「珈琲と伊達巻」!
(アイスやジャムが乗ってますが、これが不思議に合う。伊達巻はしっとりタイプで、チーズケーキのような感じでしたよー)

鈴廣・かまぼこ博物館(街かど博物館15)

2008-03-10 14:02:18 | 美術館・博物館
風祭の「鈴廣・かまぼこ博物館」へ行きました。

ここはお正月の風物詩:箱根駅伝復路 の中継地点としても有名ですね。

博物館は 子供の社会化見学に最適、な作り。
蒲鉾の歴史 作り方 食文化 などがよくわかるように展示されています。
又、館内は 奥が工場になっていて、生産ラインで働く人の姿も間近に見学できるようになっていました。(ラインの人の気がちるので 撮影ご遠慮下さいになってましたー)

↑練り物の型 (昔は木の型だったんですねー)

↑300円の試食セット(清酒がつきます^^ お酒はお茶にもかえられますよ)

蒲鉾作りの体験コーナーもありました。この日は日曜で、親子での参加が多かった。

時に鈴廣は 元々は小田原は本町の「船頭横丁」にお店がありました。

営業はしていませんが、建物は今も残っています。
看板も昔のまま。(すずひろ は 6代目の鈴木廣吉のお名まえからとったそうですよ)

銅葺きの屋根の上には波の飾りが。

できればこの建物も長く保存してもらいたいものですね。


さて、博物館がある場所は 実は「かまぼこの里」という名称で、お店・ビアホール・和食レストランがまとまって建つ場所。何度か来てきるのですが 広いのでまだまだ隅々までは覗けておらず、、、この後は 未体験の和食レストランへ行ってみることにー。

石川漆器(街かど博物館14)

2008-03-09 22:36:11 | 美術館・博物館
元々私達の「街かど博物館」めぐりはここからスタートしたのですが、亭主のスタンプ集めの都合で もう一度おじゃましました(^^;)
改めてご紹介しましょう・・・

↑道に面した入り口両側がお店、奥が工房、です。

↑入り口

↑このオブジェのような物は・・・

↑削り出し前のお椀です。

↑完成品^^

今回は このお椀を一つ頂きました。奥様からは「塗り重ねて木目の見えない物の方が丈夫なんです」と伺ったけれど、ケヤキの模様の美しい 薄塗りの物を選びました。「痛んだらお持ち下さい。塗りなおしをいたします。」と言われました。
今まで塗りの器は 買ったら買いっぱなし と思っていました。手入れをしてやれば長く使える物だったんですね。

さて 全くの余談ながら、石川さんちには「看板わんこ」がいます。ゴールデンレトリバーの「ニック」。先日の曽我の梅まつりにも石川さんはお店を出されており、ニックも一緒でしたよ。


(お店の中庭にいるニックの写真を撮りたくて お椀を買ったあと二度程お店の前を通ったけれど 寒い日は中にいるのかな? 会えませんでしたー 残念っ)

松崎屋陶器店(街かど博物館13)

2008-03-09 12:41:46 | 小田原-建物


http://www.0465.net/omise/matsuzakiya/
浜町にある陶器の店:松崎屋さんのお二階は「陶彩ぎゃらりぃ」になっています。
ご店主の収集による美しいガラス工芸品や陶器を奥様の解説つきで拝見したのですが 知識がない私達のこと、ひたすら目を見開き「へー」をくりかえすばかり・・・。
が、「素晴らしい」と感じる事はできました。特に気泡によって波のうねりを表現したガラスの壷。(本当は波の上を飛ぶ鳥の描き方がこのメーカーの物としては珍しくそこに価値があるそうですが) 又、『街かど博物館ガイドマップ』にも載っている金彩鮮やかな大皿も素敵でした。(余談ながら:ガイドマップでこのお皿の上に乗ってた赤ちゃんはもう四歳だそうです^^)


↑お店で買った 徳利とお猪口。亭主が選びました。(私はシンプルな白地に藍の縦ジマをおしたのですがー)

早瀬幸八商店(街かど博物館12)

2008-03-09 12:24:19 | 小田原-建物
干物の早瀬 です。


有名なお店なのだけど入り口が地味なので(いや 本当は 紙の札が沢山貼られているし 暖簾も出ているのだけど)初めて来た時は 何度も行き過ぎてしまったっけ・・・
ここも「街かど博物館」だったんですね。(知りませんでした)

こちらも要予約ながら 見学・体験ができるそうです。

この日は「鯵の干物」を頂きました。
一般に小田原の干物は「薄塩」っていいますけど ここのは他と比べて もう一段「薄塩」。我が家好みの塩加減でございます。しかもお値段 リーズナブル。嬉しいお店です^^

田代(街かど博物館11)

2008-03-09 11:50:04 | 小田原-建物
○に「う」の字のマークでお馴染みの蒲鉾屋さん「田代」
http://www.maruu.com/




↑お土産には「ちぎり揚げ」を選んでみました。

要予約ながら 蒲鉾作り見学・体験 もできるそう。
余談: 古い道具や 蒲鉾作りのビデオ等が見られるという「蒲鉾伝統館」は ただ今は「お雛様達」で一杯でした^^; 又改めてお訪ねしたく思います。

田中屋本店(街かど博物館10)

2008-03-09 11:04:48 | 小田原-建物
浜町にある漬物・佃煮・惣菜工房「田中屋本店」さんを訪ねました。
http://www.odawara-tanakaya.co.jp/

↑一号線沿いに建つお店。

↑お店に入るとまず目に入るのが この「味ピー」と「味ピーのできるまで」

↑お土産に買った「味ピー」「アサリの佃煮」「イカあられ」
 (店内でもHPでも作り方が紹介されているこちらの看板商品「味ピー」は ピーナツの甘露煮。香ばしくてコクがあって美味しかった。)


余談: 今小田原は「お雛様のひなたぼっこ」という企画が行われていて 多くのお店で雛人形が飾られているのですが__ この田中屋さんには ミニ粘土細工のかわいいお雛様がおいででした。特に感動したのは 小さな小さな・・・ マチ針の頭位の大きさの「つるし雛」。/南町のSさんの作品と伺いました。お教室もお持ちだそうなので 機会があったら・・・(未定未定っ)