おだわらぐらし

縁あって引っ越した 相模の国_小田原
一杯見て 一杯歩いて 一杯味わった三年半の思い出

木象嵌ギャラリー(街かど博物館8)

2008-03-06 13:45:22 | 小田原-建物
南町にある 木象嵌(もくぞうがん)ギャラリーを訪ねました。


1階は今年88歳の内田さんの仕事場__

 ↑ミシンを改造した糸鋸(いとのこ)から その髪の毛程の太さの糸鋸の刃、縫い針程の太さの錐(きり)に至るまで ほとんどの道具が「手作り」だそうです。

__2階がギャラリーになっています。


木象嵌という言葉も今回初めて聞いたような 素人の私達に 内田さんは 道具 木材 制作過程・・・ 色々な事を詳しく教えて下さいました。

(木象嵌は_ 木材を切り抜いたりはめ込んだりして図柄を作るアート。因みに 染料は使いません。様々な色は全て 木本来の色、なんですね。)

木象嵌の職人は今少なくなっているそうです。内田さんの工房もどうやら内田さんの代で終りになりそう、なのだとか。「息子さんやお孫さんの中には 継いで下さる方 ないんですか?」と伺ったら 「喜びも多い仕事だけど これだけで食べていくのは難しいから・・・強要はできないよ」と。
残念に思いながらも うなずくしかありませんでした。。。

作品は「一点仕上げるのに大体3ヶ月位__。奥の大きな美人画は1年かかった。」ですって。
そういう事もあって 一点のお値段は万を超える物が多く・・・ お土産には「しおり」を頂きました^^;

↑今年の干支「子」のしおり (細い線が象嵌ではめ込みになっている事、おわかりいただけるかな?)

http://www.common-odawara.com/lab/mister02.html
↑NPO法人コモンの頁

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