ナーシング助産院のブログ

手技は桶谷式で乳房の調子を整えるマッサージ方法を行っております。駐車場あり。

もしも産院で直接に赤ちゃんが上手に吸ってくれない場合

2021年06月22日 09時47分30秒 | 母乳相談など

ほとんどの人は生まれたら赤ちゃんはおっぱい吸ってくれると思っているし、母乳も自然と出てくると信じている。しかしお産が終わって赤ちゃんにしっかりと何回も吸わせて身体が反応してくれるのであって、そのうち出てくると勘違いしていたら、たいして出ないうちに乳汁が止まってしまいます。そのことを気が付いて来た時には、早いうちに断乳状態となってしまいます。

どうしても直接に赤ちゃんが吸わないと入院中にお困りであればせめて搾乳して分泌を落とさないように努力してみてくださいね。

直接授乳の練習に時間をとりすぎて、搾乳する時間が取れなかったりしないように気をつけて下さいね。

分泌が悪い人は乳房も特に苦しくないので、搾乳もしない傾向があります。どうしてもどうしても吸わせられないという場合は、初乳はは3日~4日のみ期間限定大事な初乳を飲ませましょう。

搾乳は一日7回から8回位は行ってくださいね。搾った母乳を温める温度はお風呂の温度と思ってくださいね。40℃です。高い温度にしてしまうと特に60℃以上はタンパク質を劣化します。良く私が行っておりますが、体温でも40度あると大変な高熱ですよね。母乳も高温で温めないようにしてくださいね。せっかく搾った乳汁をむだにしないようにお願いします。

分泌が良い人は搾乳をし過ぎると分泌過多にしばらく悩みます。ほどほどに搾乳をして下さいね。

入院中にしっかりと搾乳をしていた方ですと、来院されてスムーズに授乳ができるようになる確率は多いです。ちょっとした授乳のコツ等一緒に授乳をゆっくり時間をかけて、お話しております。

多賀城市の産後ケア事業もスタートしております。今年度は月曜日と木曜日を担当日としております。この日は2人体勢ですしその他スタッフも一緒に赤ちゃんを抱っこして貰いなるべく休養して

リラックスできるような、助産院がゆっくりできるような居場所作りに励みたいと思います。


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