乳腺炎になったら、授乳はできないと思っている人もおりますが、どんどん母乳を飲ませてくださいね。
授乳をしないほうが、治りが遅いです。遅いだけではなく、状態を悪くなることもあります。ですからしっかりと授乳をして下さい。
いつもよりおいしくないおっぱいがでるので、時には飲んだ振りしてあまり飲まないこともあります。乳腺炎の母乳は、塩分が多くなり、苦いようなしょっぱいような味になります。糖分が減りますのでおいしくありません。
赤ちゃんは、その変化に敏感です。
悪いほうの乳房からの乳汁は、飲ませた後にしっかりと搾乳をして下さい。搾乳をするまえにしっかり手を洗いましょう。
乳腺炎で来院された方への乳房のケアは、特にその部位の乳汁の排出に重点を置いて丁寧にマッサージをしながら搾乳をすることに留意しております。
早く悪い乳汁を出すことによって、ひどい乳腺炎にならずに良くなります。
時には、近くの医院にお薬を処方してもらったり、乳腺外科に紹介し受診してもらうこともありますので、一応保険証も持参してくださいね。