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【101015】シカ被害で農家壊滅!?保護しすぎた結果、今や最凶の害獣に

2010年10月30日 | 獣害-対策:シカ・イノシシ
深刻な話なので笑ってはいけないのかもしれませんが・・・

『追い払っても捕獲してもダメ。まさにキングの名にふさわしい』って、ちょっと待って!!

奈良公園や宮島でちやほやされている鹿をみて、忌々しいという気持ちは理解できます(笑)

こうして記事を読むと、どうも違和感があることに気づきます。

ハード施策が主流で、かつそこに住む人達の姿が見えない。
厳しいようですが、「高齢」だからというのは、理由にならないと思います。
現実ですから。

そこを目をつぶって計画すると、永久に解決できない。
まさに鹿こそキングになってしまうのではないでしょうか。

では、どうするか。
高齢だと、何もできないか?

そんなことはないはずです。
できること、あるはずです。できないことを頼むことはありません。
できることをやればよいのです。

そして、自分たちでやるのだということを前提にする。
これを住民に理解してもらう努力が決定的に不足していませんか。



~ 転載 ~

■シカvs農業関係者

奈良公園のシカを見るのもいまいましい限りです!

 そう話すのは和歌山県古座町、鳥獣害防止対策協議会の広報担当者だ。実は、シカは農業関係者の間では「キング・オブ・害獣」として知られている。
 農林水産省の統計では、シカによる農作物被害額は約58億円(平成20年度)。古座川町でも、柿やナシといった果物がシカに食い荒らされたり、ヒノキの皮を剥がされ商品価値がなくなるなど、その被害は甚大だという。業を煮やした同町では、今年7月から大規模な囲いワナを設置して捕獲に努めているが、その効果のほどはどうなのか。

「正直、かなり厳しいです。柵や網を設けても、シカは3mぐらいの高さだったら、楽に飛び越えてしまうし、網なんて噛み破ってしまいますから」(鳥獣害防止対策協議会の広報担当者)

 さらに深刻な事態になっている場所もある。ホンシュウジカの生息北限とされる岩手県の五葉山では、個体数が爆発的に増加。牧草をシカに食い尽くされ、牧場を占拠されたケースもあるほどだ。岩手県農業振興課は次のように話す。

「シカの食害による耕作放棄は牧場だけでなく、一般の農家の間でも起きています。農家は高齢者が多いので、トラブルが続くと耕作意欲を失ってしまう。その意味では深刻どころか、地域の農業振興の危機だと言えます。シカの被害は、一地方自治体ではどうにもならないところまで来ています」

 岩手県も対策を講じたが、「柵や網はもちろん、シカの天敵である肉食獣のフンを撒いたり、シカの嫌いな高周波を流したりもしましたが、すぐに慣れて元に戻ってしまう」(岩手県農業振興課)と、ほとほとお手上げ状態。大量捕獲して牧場で食用に飼育しようとしたが、最終的にすべてのシカに逃げられてしまったこともあるという。

 前出の古座町の担当者も「根本的な解決策は捕獲して殺処分するしかない」と力を込める。そこで古座町では今年度から300万円の予算を計上し、銃器による捕獲で1頭1万円の報奨金を出すことにしたのだが……。

「1か月で予算を使い切ってしまいました(笑)。300頭近く捕獲したのですが、それでも減った印象はないです。もう、何頭いるのかわかりませんよ。それに、ホンシュウジカは体が小さいので食用に向かない。捕獲して再利用も難しいんです」(古座町の担当者)

 追い払っても捕獲してもダメ。まさにキングの名にふさわしい

ZAK×SPA!


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