獣害を裏返せ!

獣害に関する状況と対策の最新ニュース。他地区での取組や状況を知り、「マイナス」を「プラス」に転じよう!

【101013】害獣イノシシ、ハム加工 地域挙げ対策模索

2010年11月02日 | 獣害-利用
実際に駆除した肉を利用するまでには、それなりの準備と費用を要することになります。

ただ、やはり基本は「地域から声をあげる」こと。
これがないと、結局は責任を行政に押しつけてしまうことになりかねません。

一方で、単独地区で難しければ、広域に向かう必要がありますが、最終的な調整は行政になるかもしれません。

とはいえ、急拵えでは、こうした話も進展しないのは実際のところ。
いかに獣害に関する話し合いの場を作っていくか、が大切なのですが、広域の協議会等も設立されている地域も少なくありません。
こうした会合で積極的に意見交換が進むとよいのですが、現実はどのような話をされているのでしょう、気になりますね。


~ 転載 ~

 イノシシによる農作物被害に頭を抱える掛川市山間部の久居島区(大石仁区長)は、有害鳥獣駆除で捕獲したイノシシ肉をソーセージとハムに加工した。9、10の両日開かれた地区秋祭りの会所で炭火焼きにし、地域の人たちが試食。イノシシ対策の必要性の認識をあらためて共有するとともに、同様の被害状況にある他地域の情報収集を含め行政に支援を働き掛けていくこととした。
 同地区でも、イノシシ被害は芋類のほか、コメ、タケノコ、茶の幼木、葉野菜など、作物全般に及んでいるという。駆除目的で捕獲したイノシシ肉の加工や販売には規制があるため、行政の支援が必要だと訴える。
 今後の方向性を探る試みの一つとして今回、区の人たちは市農商工連携室に相談。大石農場ハム工房(同市沖之須)の協力でソーセージ、ハムへの加工が実現した。
 材料は9月半ばに捕獲用のおりにかかった80キロの大物。取れた肉30キロの一部をロースハム2キロとソーセージ3キロにした。「プロの加工技術によって、自信をもってひとに勧められるレベルであることが確認された」と大石さん。「このような試みを通して、イノシシ被害の深刻さを多くの人に知ってもらえれば」と話した。
 イノシシ肉の有効利用は、森町の「亥ちゃんソーセージ」、静岡市の「猪肉コロッケ」などの事例がある。

静岡新聞


ランキングに参加しています。鳥獣害の状況・対策を多くの方に見てもらえるよう、クリックをお願いします!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
人気blogランキングへ


最新の画像もっと見る