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【080329】イノシシ肉特産品に育て 那珂川町で処理施設を整備へ

2008年03月29日 | 獣害-利用
 害獣として捕獲したイノシシの肉を特産品として売りだそうと、栃木県那珂川町は平成21年度をめどにイノシシの処理施設を整備する。イノシシの肉は、町内の旅館やレストランなどで販売される予定。イノシシの処理施設は県内初で、農作物を食い荒らす“厄介者”を利用したユニークな地域活性化策といえそうだ。

 町によると、山間部を中心にイノシシによる農作物の被害が相次いでおり、カボチャやコンニャク、水稲など被害額は年間200万円近くに上っている。これに伴い害獣として年平均130頭のイノシシが捕獲されているという。

 町では昨年、イノシシ料理の試食会を開催。また、道の駅「ばとう」では昨年7月から、地元で捕獲されたイノシシを使った「イノシシ丼」の販売を始め、人気を集めていた。

 しかし、保健所から食肉処理の衛生面での問題を指摘され、地元産イノシシ肉の使用を断念、町外からイノシシ肉を仕入れて販売している。

 町では、県の衛生管理ガイドラインに基づいた処理施設の整備を決めており、計画では年間62頭を処理し、道の駅をはじめ町内のレストランや温泉旅館、食肉問屋などで販売される。

 施設は木造平屋で、広さ約70平方メートル。肉の処理から包装までの作業が行われる。20年度から工事に着手し、21年度の稼働を目指している。

 総事業費は2800万円。国の農村漁村活性化プロジェクト支援交付金事業を活用し、国から50%、県から10%の助成を受ける見通し。

 町は「地元で捕獲、処理したイノシシ肉を地域のブランドとして特産品に育てていきたい」と話している。
(栃木県)

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/080329/tcg0803290235000-n1.htm


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