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【080311】サル、クマなどの食害防止に対策本部/西目屋

2008年03月11日 | 獣害-対策:サル
 サル、クマなど野生動物による農作物の食害に悩む西目屋村は、2008年度に鳥獣害対策本部を設置し、本格的な対策に乗り出す。村猟友会やつがる弘前農協などのほか、陸上自衛隊にも参加を打診。国の新法に呼応し、モデル事業となるような対策に取り組む。また、同年度からはパトロール人員も増員して対策を強化する。

 山間部に位置する西目屋村では、毎年のように農作物の食害が発生。06年度はサルの被害が約450万円、クマの被害が約200万円に上っている。村では主要農作物のリンゴについては、総延長約21キロに及ぶ電気柵を設置しており、一定の効果を上げているが、近年は自家消費用や直売施設用などに作付けしている野菜類への被害が深刻化しているという。

 こうした野生動物の農作物被害が全国的に拡大する中、国は07年末に農業などの被害防止を目的にした専門の法律「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」(鳥獣害特措法)を制定。地域主導の被害対策や必要な財政支援などが受けやすくなったほか、被害対策への自衛隊参加も可能となった。

 村はこうした国の動きを受けて、対策本部を4月に設置する予定。関和典村長を本部長に村や村議、各地区町会長らがメンバーとなるほか、陸自弘前駐屯地にも加入を打診しており、参加となれば人的な支援などを求めていく方針。
 またこれまで通年で1人、サル被害が多発する夏と秋に2人で対応していたパトロールを08年度からは3人に増員し、各地区に配置してきめ細かくパトロールをしていく。

 関村長は「生産者から対策を求められている問題なので、自衛隊や関係機関と連携を取りながら、全国の先例となるような活動をしたい」と話している。
(青森県)

陸奥新報
http://www.mutusinpou.co.jp/news/2008/03/1190.html

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