電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2006年2月26日(日) 一緒にバルパライソ

2011年02月26日 | '06南米旅行記
南米チリ・ビーニャ・デル・マル
9:30AM頃、目が覚め、シャワーを浴びる。外ではS根さんが覚えたてのギターを弾いている。

朝食にパンとヨーグルト。
朝からいい天気、宿のM本さん・M浦くん・H口さんと4人でバルパライソに行くことになる。全員が起きるのが遅めで朝食も皆10:00か10:30AMに食べたので12:00PMに出発し、お腹が空いたら向こうでエンパナーダなどを食べるなどしましょう ということに。

12:15PM頃、出発。海岸まで歩く。
天気がむちゃくちゃ良い。少しさびしげな海岸や町並みも今日は見違えて綺麗に見える。
大通りでバルパライソ行きのバスを捕まえる(400ペソ)。
昨日 歩いた魚市場をあっという間に通り越し、埠頭へ。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
日曜日だからだろうかかなりの人でにぎわっていた。なにやらスペインっぽいダンスをしていたり。なにやら威勢のいい呼び込みで多くの人がボートに乗っている。

湾内の遊覧30分は1000ペソ(ちなみに少人数でのるボートは2000ペソ)。
次から次へとたくさんの客を乗せボートが出て行く、僕は消極的だったが、3人とも乗ろうかということになったので、列に並ぶ。
しばらくするとH口さんがやっぱりいいや、しばらくあたりを見ているよということに、M本さんもあとにつづきぬける。M浦君に再度確認すると乗りたいというので 一人だけにさせれないので自分は付き合うことに。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
小さいボートにたくさん人を乗せる。ちゃんとオレンジ色の救命道具をつける。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
最初はあまり気づかなかったが、湾内には軍艦や貨物船、ドック(船の修理などをする船)などたくさん見所があって充分楽しめた。


湾から遠くのバルパライソの坂の様子などがありありと観て分かった。軍関係のものは写真にとってはいけないということのはずだが、乗客は写真を撮りまくりなので自分も遠慮しない。
あっという間の30分だった。

船を上がるとH口さんが待っていて、軍艦にどれくらい近づきました?とか後で写真くださいなど。
彼は、汐見荘にある「沈黙の艦隊」を1巻から読み続けているので、かなり軍艦などへの興味が高くなっていたようだ。ちょっとボートに乗らなかったことを後悔しているようだった。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
まず一番古い建物がならぶ西側のソイマール(?)広場よりさらに西へ。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
ここの名物アセンソール発見。かなり距離が長い。ここのアセンソールが有名なのか長い列ができていた。
10分くらい待っただろうか。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ アセンソール

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ アセンソール

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ アセンソール
乗客を乗せた広い4畳ほどの広さの箱が斜めにゆっくり登っていく。単純ことだがなかなか楽しい。登った先で料金徴収(150ペソ)。

出口を抜けるとほんの少し観光客用のショップが並んでいた。出たところの見晴らし台でしばらくゆっくりし。南のほうへ適当に歩いていこうということに。
なぜか皆僕に行き先を聞く、僕が今回皆をさそってバルパライソに行こうといった言いだしっぺだからか?

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
今日はすごく晴れていて明るいから それほど感じないが、やはり噂どおり少し治安は悪そうな気配はある。
昨日ネットの外務省のチリのページでも最近バルパライソで強盗被害などが多発しているので注意などと出ていたのもうなずける。そのために4人で来た甲斐があった。

二人姉弟と思われる子供二人と目が合ったので写真を撮ると非常に人懐っこく接してきた。H口さんが少しスペイン語が出来るので通訳してもらう。手を出しているのでお金が欲しいかと思ったら、日本のコインが欲しいとのこと。なぜか自分の財布に100円玉があったので見せてあげるが、微妙に100円は惜しいので見せただけ。いつも外国に行くときに5円玉を持って行こうと思っているのだが毎度忘れてしまう。
分かれても何度も遠くからチャオと手を振っていた。こういう出会いが楽しい。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
町の壁には、らくがきともアートともとれるペイントがたくさん描かれていた。
坂を降り、近くのメルカド(市場)へ。時間が遅いせいか市場自体はほとんどの店が閉まっていたが、二階のレストランが庶民の店っぽくて見ていて面白かった。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
外に出ると、なにか路上で魚とか貝をさばいていたおっさんにH口さんが捕まる。味見をさせられていたがまずかったようだ。
広場のそばの売店でパンを買って休憩。

南米チリ・バルパライソ アセンソール
再びアセンソールに乗り上へ。上にある青空美術館なるものを見に行く予定だ。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ

南米チリ・ビーニャ・デル・マル バルパライソ
行ってみるが、うーんどこに?みんな壁の書きまで指差し「アートだねぇ」とみんな馬鹿にしたようにつぶやく。もっとアートエリアとしてしっかりしているのかと思ったが、違うのか?たしかに町のいたるところの壁にペイントがされている。なかにはおもしろいもの力作などがあったが微妙だなぁ。諦め、階段を下りていくと壁の穴まで利用したアートが。3人でポーズをつけてもらい、おバカ写真に。

町に戻り、スーパーで買い物。パタゴニアは物価が高いので買い込む。少し買いすぎたか・・・。バスに乗り宿へ。こういう宿でしりあった仲間と観光するのは楽しい。いい思い出が出来た。

南米チリ・ビーニャ・デル・マル
宿に帰り早速パスタ。にんにく・マッシュルーム・クリームソース。フランスパンでガーリックトースト。フライパンでやったので見た目は良くないが美味しく出来た。宿のメンバーに食べてもらって好評だった。

部屋に戻り、まったり した後、リビングに行くと、皆寝てしまったらしくH口さんだけが沈黙の艦隊を一人で読んでいた。しばらく今までの旅のことなど聞いた後、彼がメキシコ(?)かどこかの日本人宿で日本の太平洋戦争について是か非かに2対2に分かれて討論をしたという話がきっかけで、僕とH口さんと一緒に戦後保障などについて議論がはじまってしまう。

H口さんは非常にまじめな人で僕の話も真剣に聞いてくれる。僕が読んだことある本も被っているのが多く話が合う。僕が今までの国でインディヘナの人がキリスト教の教会でお祈りをしている姿に関して違和感があるという話から、神や宗教についての話にまで議論が及び及び二人で延々討論、止まらなくなる。

結局4:30AMころ、ある宿泊客(夜型の人)が「まだ起きてたんスか?」と歯を磨きにリビングに入ってきたのをきっかけで議論終了とした。こういう話はなかなかできないので非常に面白く有意義だった。

全然眠くないが二人で部屋に戻り(同じ部屋)就寝。



※1チリペソ=0.2円として計算
※注)2011年にブログを更新してますが、コレは2006年の南米旅行記です。